元伊勢って言う神社、知ってる❓ | 茶の湯放浪記

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田舎に住む、普通のサラリーマン茶人のおろかな日々を綴っています。
ご一笑頂ければ幸いです。
筆者は坊主頭ですが毛髪の事情によるもので、寺とは関係ありません。

昨日、ある用事があって、京都府福知山市の大江町に行ってん。
64歳のおっさんと22歳のニイちゃんの3人で^ ^

大江町と言うのは元伊勢と呼ばれる神社と「大江山の鬼(酒呑童子=しゅてんどうじ)」の伝説のある町。

ちなみに能の演目にも「大江山」と言うのがあるねん。

こんな話。
https://noh-sup.hinoki-shoten.co.jp/sh/142/ja

また、鬼退治かよ^ ^



用事はそれとは全然関係無かったんやけど、用事が終わってから、二人に頼んで、元伊勢に行くのに付き合ってもろてん。

実は、前から気になってたんや。

どんなトコやろ❓

元宮としては残ってるけど、なんで廃されたんやろ❓って。


ま、それが行って解った。

パンフレットを読んで解った。

元伊勢は、正しい名前は内宮が皇大神社(こうだいじんじゃ)で、外宮が豊受大神社(とようけだいじんじゃ)やねんけど、一般的に「元伊勢内宮」と「元伊勢外宮」を冠して呼ばれてんねんて。


で、何で元伊勢かと言うと、伊勢神宮が今から二千数十年前、ここにあったから。

ホンマやで^ ^

皇祖である天照皇大神を永遠にお祀りする聖地を求めて、それまで祀られていた倭の笠縫邑を出て、最初に祀られた場所がココ。

ただし4年だけやけどな^ ^

ほんで、その後、皇大神は各地を経て今の伊勢神宮の場所に鎮まったんやけど、ココはその後も元の宮として親しまれてるんやて。


まず、外宮へ行ってん。


ハイ、こんなトコ。

結構高い(2〜30mあったんと違うか❓)石段の上にあったで。


次は3キロ先の内宮や。

参道の入り口。

神殿と社務所は300メートル先やて。

一瞬、やめとこかって思うたわ^ ^


やっと着いた。

めっちゃしんどかったー。

何で4年で止めたんか、解ったような気がする。

ここは、修行の場やないねん。

皇室の先祖をお祀りする場やから、帝もたまにはお詣りに来なアカンやろ❓

せやのに、こんな山奥の長い石段の上なんてアカンやん。

本人は輿にでも乗るやろけど、担いで行く身になってみい💢って事やろ。



この、一見何でもない汚い土の塊が、実は君が代にも出てくる「さざれ石」


苔を除けると、こうなる。


こういう事やって^ ^


参道は二百二十段もあるらしくて、かなりしんどかったけど、左右は深い森と大木やし、背後に神霊降臨の神山である日室岳が在ったり、神秘的な雰囲気が良かったわ。


自分用に買うたお土産はこんなん。

パンフレットと御守り。

パンフレットは内宮ので200円。

ちなみに外宮の事には、一言も触れてへん。

何でやろ。

全然、別の神社って事かなあ^ ^


色んな御守りがあった中から選んだのは、それぞれ、こんなん。

心願成就にしようか、とも思うたけど、厄年やから、まずは厄除けや^ ^


内宮のは800円、外宮のは500円。

ま、長年気になってた元伊勢に参れて良かったわ。


では、また。