先週土曜日に、横浜市港北図書館で
朗読グループNEXUS(ネクサス)ーきずなー「第46回・朗読の部屋」が開催されました
今回、2日前にリーダーが体調不良で欠席する事が決まり、かなりのドタバタの中迎えた本番でした
今回のラインナップは、
「アグニの神」作・芥川龍之介
「旅立ちの日に」作・上原小夜
「マスク」作・菊池寛 の3作品となりました。
しかーし
超強力助っ人!!が、現れてくださいました
メンバーが、以前NHK朗読教室でお世話になっていた先生が、急遽、詩を読んでくださる事になったのです
なんと贅沢な
読んで下さったのは、茨木のり子さんの詩を数編。
メンバーの紹介で、先生が前にいらっしゃって、静かに話し始めたのですが、
先生のお話が始まった瞬間、会場の空気が変わるのを感じました。
優しい落ち着いたトーンで静かに話し出され、一気にお客様が先生の話を聞く姿勢になった感じです。
そして、先生の朗読は、
一言でいうと「聴く人が”自分から声を聴きにいきたくなる”朗読」でした
「プロ中のプロ!」と、感じたのと同時に、自分の未熟さを思い知らされた気分でしたよ。
私の現在地とは別次元。
自分の朗読は「まだまだ」だと思ってはいましたが、
「まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだー!!!」でした
もちろん、朗読と言っても色んな形があって、
先生の朗読もその中の1つであり、それのみが正解とは思わないのですが、一つの行き着く先を見せられた気分。
終わってから、思わず「ありがたやー!」と、先生を拝みたくなりました。
昨日、来てくださった方は、本当にラッキーだったと思います。
私も、バタバタして本当に疲れましたが、非常に贅沢な体験をさせていただきました
ちなみに、私は、
「旅立ちの日に」を読みました。航太の語りで話が展開する11分くらいの作品です。
前振りは、
「小学校を卒業したばかりの航太は11歳。
単純で純粋だった子供時代から「自分はなんなのか」「どう生きればいいのか」少しづつ意識し始める時期です。
そんな航太が、大好きなおじいちゃんのお見舞いに行き、感じた事とは。」
何度か読んでみようと思っても、途中で泣けてきて読めなかった作品で、ずっと寝かせていたのですが、ようやく冷静に読めるようになったので、今回選んだ作品です。
感情を込めすぎても聴いてる人にはウザく感じたりするし、
朗読って、本当に奥が深いですよね