前回参加した、地区の図書館で行われているイベント「朗読マラソン」
次に人前で朗読するのは、また朗読マラソンになるかなぁ、と考えているのですが、
次回は、この本の中から作品を選ぼうかと思っています。
「ムギと王さま (ファージョン作品集 3)」エリナー・ファージョン作 石井桃子訳 岩波書店
朗読マラソンの持ち時間「1人8分まで」を、満たしてくれそうな作品がいくつかあります。
お話自体は、作者のエリナー・ファージョンが子供たち向けに書いたお話なのですが、大人の私でも短い作品の中で「この後の展開どうなるんだろう?」と、ワクワク出来ました。
読み終わった時の感想や解釈が人それぞれ違って捉えられそうな作品もあって、聴き手も楽しめるのではないかと思います。
文芸書サイズで5ページ程度の作品から、数十ページの作品まで、27篇が収録されています。
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(ページ数は文芸書サイズ)
「ムギと王さま」
・ページ数9P
「ヤング・ケート」
・ページ数4.5P
・ストーリー:お年寄りのドウ嬢の家の女中ヤング・ケートが、外に一切出してもらえない話
「名のない花」
・ページ数5P
・ストーリー:農夫の娘クリスティが見た事もない美しい花を見つけて、花の名前をみんなに訪ねてまわる話
「金魚」
・ページ数9P
・ストーリー:海に住む金魚が世界中を見たいと願う話
「貧しい島の奇跡」
・ページ数12P
・ストーリー:女王が貧しい島を訪ねる話
「モモの木をたすけた女の子」
・ページ数9P
「手まわしオルガン」
・ページ数4.5P
・ストーリー:森の中で迷子になった男がオルガンの音を聴く話
「巨人と小人」
・ページ数6P
・ストーリー:人間に見えないくらい大きな巨人と、見えないくらい小さな小人の話
「おくさまの部屋」
・ページ数4.5P
・ストーリー:自分の部屋に満足出来ない奥様の話
「七ばんめの王女」
・ページ数9P
・ストーリー:六人の王女がじぶんたちの髪の毛のためだけに生きていたお話
「小さいお嬢さまのバラ」
・ページ数5.5P
・ストーリー:たった一人で住むお嬢様のバラが谷間の村の子供たちの元に流れてくる話
「むかしむかし」
・ページ数5.5P
・ストーリー:むかしむかしに出された命令を必要がなくなったのに未だに続けている話
「ティム一家」
・ページ数5P
・ストーリー:賢い生まれつきのティム一家に、みんながたずねにくる話
「十円ぶん」
・ページ数11P
・ストーリー:ジョニーが10円玉を拾って、その十円玉を何に使ったのかの話
「ボタンインコ」
・ページ数4P
・ストーリー:ジプシーのダイナばあさんが飼う占いが出来るインコの話
「がみがみシアールと少年」
・ページ数4P
・ストーリー:羊飼いのシアールと、仲の悪い少年の話