2024年8月 隠岐の島町の名所を巡ってきました。
2日目 ⑧浄土ヶ浦 ⑨白髭神社 ⑩八王子神社 です。
中谷林道を戻り、布施の集落から少し北側に行くと浄土ヶ浦の駐車場があります。
きれいなレストハウスがありました。食堂は閉まっていました。
浄土ヶ浦方面の遊歩道は通行止めになっているので、反対側の道を行ってみます。
遊歩道からはほとんど波のない浄土ヶ浦が見えます。水は澄んで海底が見え、向こうには突き抜けた海蝕洞が見えます。
遊歩道はすぐに突き当たります。すぐそこに地層が斜めになっている三角の島というか岩が、並んでいるのが見えます。
浄土ヶ浦遊歩道が通行止めなので、崎山岬展望台へ行くことにしました。漁港の一番奥の防波堤の手前に車を止めていきます。
防波堤の端の階段を上って向こう側へ行きます。
遊歩道の入口の階段にはトラロープが張られていました。「土砂崩れのため」と通行止めの看板がありました。
堤防からは崎山岬の沖合の島々が望めます。
南の方には卯敷(うずき)港が見えました。
布施からR485を少し北へ行くと、飯美(いいび)集落の一番奥に白髭神社があります。青銅製の鳥居に木製の扁額が掛けられています。
鳥居の先の石段をまっすぐ上っていきます。
石段を上ると太いケヤキの後ろに拝殿があります。ここは猿田彦命をご祭神とする神社で、創建は不明ですが、江戸時代より前からあったそうです。
石段を上り切ったところには両側に狛犬がいます。文化14(1817)年に奉納された「越前狛犬」は、神社MAPには「おかっぱ頭のイケメン?」と紹介されています。
左側の狛犬の奥に無病息災を願う「蛇巻(じゃーまき)」がありました。ちゃんと目玉がついています。
拝殿の奥の本殿は隠岐造りではありません。神社MAPには神明造りと書いてありますが、棟持ち柱はなく、入母屋屋根だから日吉造りという感じでもなく、春日造りのようでもあり。しかし向拝には千鳥破風と唐破風が重なり、重厚な造りです。
唐破風には鶴、千鳥破風には龍の彫刻があります。
正面の鬼板には赤鬼がついています。
本殿の左には1社、右側には2社のお社があります。
大きい方のお社には賽銭箱に「若宮神」と書かれているので、若宮神社のようです。手前には小さな狛犬がいます。神社MAPには「しっぽがかわいい」「ダースベイダーみたい」と書いてありました。
白髭神社からR485を北上すると、次の港町である中村の集落に入る手前に八王子神社があります。
道路沿いに建つ木製の鳥居のすぐ後ろには随神が向かい合って座る随神門があります。右大臣の方は眉の高さが違います。
随神門の先はすぐに階段です。
階段のすぐ先に拝殿があります鎌倉時代に隠岐国守護の佐々木定綱がこの地に八王子大明神を勧請したとされていますが、この神社の境内からは6世紀の土器が発掘されているので、鎌倉以前から何かしらあったのかもしれません。隔年の10月に行われる例祭は鎌倉時代に始まったとされています。
ここも本殿は隠岐造りではありませんでした。
本殿の右側には小さな社殿がありました。千木や鰹木がありませんが、屋根と向拝が独立しているので隠岐造りのようです。神社MAPには「しいたけ神社?」と書いてありました。
向拝虹梁の木鼻は「人の顔のような」獅子がついています。
本殿の左には2社のお社が並び、どちらも隠岐造りのようです。
お社のすぐ後ろには小さな蛇巻が、右奥には大きな蛇巻がありました。
八王子神社から中村川を渡るとすぐに、ガソリンスタンドに併設されたコンビニがあります。今日はトカゲ岩など、そこそこ歩いたので、コーラとアイスを買って福浦港を目指します。
今日のローソク島遊覧船は17時10分集合ですが、福浦港には1時間以上も早く着いてしまい、することもないので、神社MAPに乗っていた那智神社に行ってみることにしました。
県道44号から外れて油井集落から奥へ細道を行くと小さな駐車場があります。看板や案内板等は何もありません。
駐車場の先にある階段は丈の高い草に覆われていて、誰も行った形跡がありませんでした。掻き分けていくと油井の池や島前の島影が見えました。後でGoogleMapで見てみると油井の池展望所となっていました。
駐車場から先に林道が続いていましたが、舗装の割れ目から草が伸び、上からも右からも枝が出ていて、車で行ける感じではなかったので、那智神社は明日改めて歩いて行くことにします。
福浦港に戻る途中、県道44号沿いに夢崎展望台の案内があったので、行ってみました。夢崎トンネルの上に広い駐車場があり、入口の看板の下には、なんとミッキー。
展望台からは島前の端っこの方が見えましたが、絶景という訳ではありませんでした。
【隠岐 島後 2日目ー⑪:ローソク島】パワースポットを巡る夫婦旅 に続く・・・












































