2022年9月 甲府盆地周辺のパワースポットを巡ってきました。
その⑭景徳院 ⑮シャトー勝沼 ⑯大滝不動尊前宮 ⑰峠の湧水 です。
旅程
【2日目】
09:48 慈眼寺 (12分)
[笛吹市一宮町末木]
10:21 恵林寺 (27分)
[甲州市塩山小屋敷]
11:15 雲峰寺 (18分)
[甲州市塩山上萩原]
12:22 栖雲寺 (5分)
[甲州市大和町木賊]
12:38 景徳院 (17分)
[甲州市大和町田野]
13:10 シャトー勝沼ワイナリー (25分)
[甲州市勝沼町菱山]
15:32 大滝不動尊前宮 (7分)
[甲州市勝沼町菱山]
16:15 峠の湧水 (18分)
[甲州市塩山上小田原]
栖雲寺から県道を下っていくと天童山景徳院(曹洞宗)があります。甲斐武田家の終焉の地として有名なところです。道路に面して総門があります。
総門には天童山と書かれた、いい感じの扁額が掛かっています。
総門の前後の石段を上ると、左に参道が伸びています。普通の民家が並んでいます。
参道を行かず、更に石段を登ると甲将殿に行けます。
甲将殿への石段を少し上ると没頭地蔵尊があります。武田勝頼夫妻と嫡男信勝を祀った3体のお地蔵さんがいます。信勝は甲斐武田家最後の当主でもあります。武田信玄は死の間際に、信勝を当主として勝頼は信勝を後見するように遺言していたので、信玄の次の当主は孫の信勝で、本当は勝頼は武田家当主ではありません。
参道をまっすぐ行って直角に曲がると、石段の向こうに山門が見えます。2度にわたる火災で堂宇のほとんどが焼失し、江戸時代後期に再建された山門だけが往時の面影を残しています。
山門には景徳院の扁額が掛かっています。
門の左右には仁王様がいます。
山門をくぐると正面に本堂があります。この景徳院は境内が県の史跡に指定されています。
本堂でお詣りして右へ行くと、勝頼主従の位牌を祀る甲将殿があります。
向拝の唐破風には、もちろん武田菱。
甲将殿の後ろには武田勝頼の墓があります。中央の大きいのが勝頼の宝篋印塔、右が北条夫人の五輪塔、左が信勝の五輪塔です。その両側は家臣の供養塔です。
勝頼夫妻の生害石が並んでいます。ここで夫妻と信勝が自害したと言われています。
景徳院から勝沼の街に戻り、試飲のできるワイナリー、シャトー勝沼ワイナリーに来ました。左にベーカリー、右がレストランとショップです。
コロナの影響でワイナリーを見学できるところはなく、試飲もできるところがほとんどなくなってしまったせいか、駐車場も交通整理する程の盛況で、ショップには大勢の客で賑わっていました。無料で勝手に試飲できる樽が置いてあり、それ以外も店員に頼めば色々な種類のワインを試飲できます。運転手の私はぶどうジュースを試飲させてもらい、妻があれこれ飲み比べて、結局何本ものワインを購入です。
シャトー勝沼はレストランも混んでいそうだったので、少し離れた盛田甲州ワイナリーのレストラン、シャンモリに来ました。サラダバーがあるからです。チョコレートフォンデュを食べ過ぎてしまいました。
シャンモリから大滝不動尊へ行く途中の菱山で、菱山中央醸造のぶどう直売所「ぶどうばたけ」に寄りました。ここも色々な種類のブドウを試食させてもらいました。一般にはあまり作られていない品種もあり、結局全種類頂きました。店の方も感じが良かったです。
ところで甲州ぶどうは、文治2(1186)年に発見された山ブドウの変異種を改良したしたもので、江戸時代には勝沼がブドウの産地として知られるようになっていました。明治10(1879)年に醸造所が造られて以降はワインの産地としても知られるようになりました。
ぶどうばたけから少し山の方に入ったところに大滝不動尊前宮があります。元慶4(880)年に創建されたと伝えられています。
すぐ脇の道路の下を流れる大滝川を遡った先に、奥宮があります。そちらには大小いくつもの滝があり、山門や文殊堂など多くのお堂もありますが、ここは社務所と、かつて宿泊施設だったような建物があるだけで、人影は全くありません。
石段の途中には何故か狛犬がいます。
お堂の前にも小さな狛犬がいます。
小さいくせに牙を見せて強がっているように見え、何となく可愛らしい狛犬です。
奥には不動明王が祀られ、右手前には不動明王のご真言が書いてあります。
前宮から奥宮へ向かう途中、ブドウ畑越しに甲府盆地が見えました。しかしこのすぐ先にバリケードがあり、通行止めになっていました。本当の目的は前宮ではなく奥宮だったのに。ここから大回りして奥宮へ行くにはあまりにも遠いので、奥宮は諦めることにします。
大滝不動尊前宮からまた勝沼に戻り、峠の湧水へ向かう途中、天龍山慈雲寺(臨済宗)に寄ってみました。暦応年間(1338~42)に夢窓疎石によって開山されました。入口には樋口一葉が5000円札の肖像になった記念に建てられた文学碑があります。
山門の左奥の本堂の前にあるイトザクラ(枝垂れ桜)は、県の天然記念物に指定されている樹齢300年の名木です。寺のHPを開くと桜の写真ばかり、桜押しです。
慈雲寺から雲峰寺方面へ向かっていくと、少し道から逸れたところに大菩薩峠の湧水があります。地域の生活用水(飲料水)の余剰水で、小さな沢に架かる橋のたもとに水汲み場があります。既に先客があり、私たちが汲んでいる間にも順番待ちができるほどの、人気のスポットです。

次はどこへ行こうかなあ・・・




























