2022年8月 鳥倉ゲートから塩見岳・農鳥岳・間ノ岳・北岳を回ってきました。
今回の行程
【2日目】
05:47 塩見小屋 スタート
06:51 塩見岳西峰 [休憩 6分]
07:02 塩見岳東峰 [休憩 8分]
07:43 北俣岳分岐
09:17 北荒川岳 [休憩 7分]
12:20 熊ノ平小屋 [休憩 16分]
13:20 三国平
15:46 農鳥小屋 泊
【3日目】
05:17 農鳥小屋 スタート
05:54 西農鳥岳 [休憩 3分]
06:25 東農鳥岳 [休憩 12分]
07:33 農鳥小屋 [休憩 34分]
09:32 間ノ岳 [休憩 17分]
10:39 中白峰
11:08 北岳山荘 [休憩 23分]
12:54 北岳 [休憩 28分]
13:54 北岳肩ノ小屋 泊
【4日目】
05:54 北岳肩ノ小屋 スタート
06:15 小太郎山分岐
07:17 御池小屋 [休憩 16分]
09:04 広河原山荘
09:08 広河原バス停 ゴール
4日間の歩行距離 : 38.6km
本日の荷物
ザック (ミレー:マーカムスイッチ)・ストック2本
レインウェア・帽子・ガーミン・折畳傘・バッテリー・
単3電池2本・ヘッドライト・カメラ(α5000)・
熊鈴・コンパス・バーナー・寝袋(モンベル)・
エアマット(モンベル)・サンダル・フリース・
ダウンジャケット・手袋(薄手)・薬類・塩飴・
スポーツドリング1.5ℓ・粒あんパン・サラダ・
マジックライス・m&mチョコ・つまみ類 他
【2日目】
朝起きた頃は上がっていた雨は、出発する頃にまた降ってきました。しかもガスって視界は不明瞭です。
小屋からしばらく行くと岩場になります。濡れた岩場を慎重に登っていきます。
鎖場もあります。手が滑るのであまり鎖を頼らずに登っていきます。
30分程岩場を行くと、霧の向こうに塩見岳山頂が見えてきました。
塩見岳西峰(3,047m)に到着です。ガスって何も見えません。
先へ進んで5分程で塩見岳東峰(3,052m)に到着です。ここも西峰と同様に真っ白。この先へ進むつもりがこの後西峰に戻ってしまいました。方向がわからなくなって戻ってしまったり、東峰でウロウロする人が結構いました。やはり勘で進むのは危険です。GPSで確認してから出発すべきでした。
再び東峰に戻って先へ進むと、両側が切れ込んで、しかも道自体が谷側に傾斜している所がありました。ここは慎重に行かないと谷底に真っ逆さまです。
北俣岳への分岐です。近づいたら人がいるのが見えてきました。
分岐の先は切り立った崖の縁を行きます。
少し雲が晴れてきました。このまま稜線を行きます。だいぶ風が強くなってきました。
強風の中、あの崖の縁を行くのか、と焦りましたが、右に少し下がった所に道がありました。
更に雲が晴れてきました。向こうは北荒川岳から続く稜線でしょうか。
崖の右下の道に下りると、向こうに富士山が見えました。
崖が風除けになってくれたので、富士山を眺めながら、ここで休憩することにします。
休憩後は右側にまばらに木が生えているだけの、見晴らしのいい道を行きます。
西側が大きく切れ込んだ北荒川岳が見えてきました。
緩やかに下っていくと、今度は建物が見えてきました。
建物は廃屋になっていました。近くにテン泊禁止の看板が出ています。
廃屋から再び稜線に出ます。
崖の縁に沿って砂利の道を行きます。
緩やかに登っていった先が北荒川岳山頂(2,698m)です。案内板に従って、ここから右下へ下りていきます。
北荒川岳から下る途中で、農鳥岳から南に続く山並が、一瞬だけ見えました。
鞍部から先で、稜線の東側の森に入ります。
時折コバイケイソウの群落が現れ、緩やかに登っていくと、新蛇抜山の下に出ます。
新蛇抜山の山頂を見上げると、辺りは真っ白。山頂はスルーして行きます。
新蛇抜山の下から7分程行くと岩場に出ました。ガスっていなければ眺めも良さそうなのですが。
岩場からの下りはかなり高度感がありますが、濃霧のおかげで恐怖心も薄れます。
岩場を下った所に狭いながらも平坦な所があったので、遅めの朝食にします。
塩見小屋で出してもらった弁当は、木をスライスした包に入っていました。唐揚げ・卵焼き付きで、かなりボリュームがありました。
20分程休憩してから、ひと登りすると再び岩場に出ます。
岩場には小さな看板が。まだ次の休憩まで1時間以上あるのか。
更に森の中を登っていきます。
再出発して50分程で、安倍荒倉岳の下に来ました。ここも展望は期待できないので、このままスルーです。
小さなピークを越えたり巻いたりしながら、アップダウンの少ない道を行きます。
しばらく下ると熊の平の看板があり、そのすぐ下に熊の平小屋が建っています。谷側のテラスは傾いていて立入禁止ですが、建物に沿ってお置かれたテーブルをお借りして休憩です。
熊の平小屋からテント場を右下に見ながら行くとすぐに鞍部があり、そこから上りが続きます。
森林限界を超え、辺りは広やかになってきました。
道も広くなり、小さなケルンをたどっていくと、三国平に出ました。
三国平から右に逸れ、岩礫帯へ入り、ハイマツを縫うように歩いて行きます。
右下に大井川の最上流部を見下ろしながら行くと、徐々に下りになっていきます。
大井川の最深部に来ました。上の方に三峰岳があるはずです。
谷の向こう側にこれから行く道が見えます。
水場に出ました。三国沢です。標高2,750m、こんな高い所に水が湧いているなんて不思議です。
この辺は3方を山に囲まれているので、風は弱く気持ちよく歩けます。
三国沢を過ぎると、道は登り返しになり、だんだんガスってきました。
三国沢から20分。農鳥沢の水源をまたいでいきます。
上り坂がきつくなってくるとと同時に、道がわかりにくくなってきます。霧の中にうっすらと見えるマーカーを頼りに登っていきます。
ようやく農鳥小屋の手前の稜線に出ました、が、ものすごい風です。
耐風姿勢を取って暴風をやり過ごしては少し進む、という感じで、なかなか前に進めまず、更に濃霧の中の広い稜線は道もわかりにくかったのですが、小屋の手前のウィンドソックが見えてきました。
ウィンドソックまで登ると、すぐ下に農鳥小屋が現れました。何とか吹き飛ばされずにたどり着きました。しかしこの風の中でテントを張るのも難しそうだし、テントを張っても眠れそうにないので、小屋に泊めてもらうことにしました。
トイレは少し離れた別棟です。
中に入ると穴の下に樋があるだけ。ワイルドです。板壁は一部なくなっていて、換気はバッチリです。
小屋のおやじさんにHalleyupと急かされて中に入ると、テン泊を諦めた人ばかりでした。ストーブの前にはポットとコーヒーが置いてあって、飲み放題というのは有り難いです。体を温めて、濡れた衣類を干してから夕食です。
一日のシメはやっぱりビールです。つまみも豊富。結局この日もお代わりしてしまいました。3本目を買いに行ったら店閉まいしてました。
【塩見岳・白峰三山】3日目 に続く・・・






















































