自分の足は幅が広いと思っている方が多いです。
日本人の足の特徴は、幅が広くて、甲が高い、と思っていませんか?
“ばんびろ甲高”“だんびろ甲高”など呼び名は違うのですが、同じことを言っています。
昔から、こんな言葉があるように、日本人の足は確かに幅が広く、甲が高かったようです。
しかし、現代の日本人の足は大きく変わってきました。
現在、44歳以下(データで切りました、決して意図はありません)の女性は、幅狭・甲薄・足長の方が増えています。
これは統計的(そう!統計がそう言っているのです!!)に裏付けられているのです。
なのに、幅広い靴を選んでしまう人が多いのです。
靴業界が悪いのです。
『楽な靴は幅が広い靴』、と皆さんに宣伝したんですから。
靴を選ぶ時、小指の付け根や親指の付け根が痛くなるかもしれないので、余裕のある靴を選ぶ、という方、ぜひ、ご自身の足をもう一度見直してみましょう。
もしかしたら、指の付け根が痛くなるのは、別の理由かもしれません。
簡単なチェック法は、足を床から浮かせてみたときの幅と、立ってつま先に力を入れた時の幅を比べること。
こちらのお客さまは小指側に広がる足でした。
足を浮かせた状態です。
注目していただきたいのは、小指の付け根周辺と、小指の爪です。
そして、小指の付け根全体が横に広がります。
基本的にこの幅は多少は広がるものなのです。
しかし、指の付け根が薄く広がる感じで、持ち上げた時と“形が変わる”、そんな感じを受けたならば、靴を含めた見直しをすべきです。
さらに、中指の付け根の下にタコができやすいならば、開帳足のサインだと疑った方がいいです。
こちらのお客さまの中指の付け根には、くっきりとタコができていました。
足に合った中敷調整で、甲の形がふっくらした感じになっています。
靴幅と足幅が合うと、このようにふっくらした感じの甲になります。
何度も同じことをお伝えしてしまいますが、足の幅を知り、靴幅と合わせることは、とても重要なのです。
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