熱い夏が終わった。

８月22日、甲子園の決勝。今年は下関国際(山口)対仙台育英(宮城)の顔合わせになった。

我らが下関国際は、準々決勝でセンバツ優勝の大阪桐蔭、準決勝でセンバツ準優勝の近江を破ったから負けるわけないじゃん！と思っていたのだが、そんなに甘いことはなく、決勝では仙台育英に１対８の完敗だった。

ところで８月20日の準決勝まで私は下関国際を応援していなかった。

先発メンバーの中で山口県出身は１人だけ。

山口県出身選手が半分以上登録されているならまだしも、登録選手にすら１人だけ。

こんなチーム応援できるかい！

そんな中、ツイッターを見ていてこんなツイートを見つけた。

そうか…と思った。

昨今の世間では他県に武者修行に出る選手が多くなった。特に私立高校でその傾向は強く、そういう高校がセンバツ・甲子園常連校になるのは致し方ない。

下関国際もその傾向に倣い、野球部に力を注ぎだした。野球部に力を注ぎだした高校が、スカウトされた他県の選手で固めたチームになるのは必然の流れなのだ。

しかしプロチームならどうだろうか。プロチームならどの競技であれ、他県選手の集合体になっている。でも県民は一生懸命、応援する。これが、ただ単にプロチームが若年化しただけの話ではないだろうか。

そう考えると、昔の古臭い考えを持っていた自分が恥ずかしくなった。この山口を住処に選んでくれた選手たちを、これからは快く応援してあげよう。

たとえ山口県出身がいなくとも