名車再生!「アストンマーチンDB7」BS11 4/29放送 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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名車再生!クラシックカーディーラーズ 
「アストンマーチンDB7」BS11 4/29放送

感想
ボンドカーで有名なのは「DB5」だが、後継のこの車もフロントに少しそのテイストを残している。

DB5


オイルクーラーが標準装備とは意外だった。マイクもこの部品を新品にしなくてはならないとは、想定外だっただろう。

内容
1994年発売。'90年代、フォードの傘下にあってブランド存続危機の中、ジャガーFタイプのコンセプトカーとして開発。
スーパーチャージャー、3.2ℓ、直列6気筒、最高335PS。
ネットでは3~5万ポンドが相場。取引仲間を当たるマイク。
青のDB7。内装はグレー。価格13,500ポンド。見に行った。
エキゾーストから異音。車内に水漏れの跡(カーペット下)
テストドライブに出る。上質な雰囲気。ガラスが曇る(湿気)
ステアリングがぐらつく。戻って交渉。12,500で妥結。

「フロントグリルが地味だな」とエド。そして車内を覗いて

「臭うな」問題点を簡単に説明するマイク。

まず床にオイル漏れを見つけるエド(マイクは気付かなかった)
オイルクーラーに繋がる配管から。オイルを抜いてオイルクーラーを外す。

取付け部は本体のアルミとスチール配管の、異種金属によるガルバニック腐食で固着しており、高浸透オイルだけでは外れない
ため、ナットに溝を切って応力を逃がして緩めた。

何とかジョイント部分を外すが、内部腐食が進んで使えない。
部品は新品に交換。配管も。プレミアムオイルを8ℓ注入。


マイクがホイールを業者のジェイコブの所へ持ち込む。
「色を変えてクロームシャドゥにしましょう」
タイヤを外し、ホイールを薬品に漬けて塗装剥がし。

その後ブラスト処理でキレイにしてからパウダー塗料を静電塗装し焼き付け。



エキゾーストの異音を探るのに、ティッシュの動きで確認。
マニホールドの異常と分かり分解・取り外し。鋳鉄製のマニホールドに亀裂と穴あり。純正の新品に交換。


マイクが状況確認に来る。「高くつくよ」と言うエドに新しいホイール+タイヤとフロントグリルを見せた。

ホイールアライメントの調整を行うエド。専用の計測器借用。
タイヤの下に自在に動くアダプターを敷いて浮かせる。

キャンバー角(路面に対してのタイヤ接地角度:前方視)

トー角(上から見た時の左右平行度)

キャンバーは正常だがトー角が外れている→調整

トーアジャスターを緩めて調整。



カビの臭いはカーペットが水を吸っているから。どこかから雨水が入っている。スモークマシンを車内に入れて発煙させる。

ドアガラスとウェザーストリップの間から漏れ。

ゴムを外し、中空の中に詰め物をして組み戻す(ダメなら新品に交換)→OK

あとはカーペットの手当て。

フロントグリルの交換。ワイヤーメッシュ化で引き締まった。

「エドは007の「Q」の様な存在」と持ち上げるマイク。

費用一覧                                 円換算(¥165/£)
Car                        12,500      2,062,500
Radiator Grille               80           13,200
ManiFold kit                268           44,220
Oil Cooler & Hoses    1,125         185,625
Wheel Refurb              260           42,900
Wheel Alignment             0                     0
Tyres                          235           38,775
Total                   £14,468  ¥2,387,220

これぞアストンマーチンだ!もちろん脱出装置付きだろ?
「ないよ」とエド。

スーツを着ておめかしの二人(それなりの場所へ行こう)
ファストフード店(DEEP BLUE)に来たマイクに
「なんでこんなとこに来たんだ?」とエド。

「イギリスと言えばフィッシュ&チップスにアストンマーチンだろ?」

買い手のマーティンさん。

売値の15,500ポンドに対し
「15,000で乗った」握手するマイク。




今日の一曲
カーヴド・エアはイングランドのプログレ・バンド。
Curved Air Metamorphosis 1973