男と女   1966年 フランス(再レビュー) | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

監督 クロード・ルルーシュ
脚本 クロード・ルルーシュ、ピエール・ユイッテルヘーベン
音楽 フランシス・レイ、バーデン・パウエル

 

キャスト
アンヌ               アヌーク・エーメ
ジャン・ルイ・デュロック   ジャン=ルイ・トランティニャン
アントワーヌ          アントワーヌ・シレ

 

 

予告編

 

感想
フォードvsフェラーリ」で昔のカーレース映画を思い出した。
オープニング、無人でノロノロ動く車にビックリ。

実はジャン・ルイの息子が運転しているので頭が見えない。
お互い連れ合いを亡くした男女が、子供を通わせている寄宿舎の縁で結びつく。
子供の親同士という関係から、お互いの過去が次第に明らかになって行く。この辺りの距離感の詰め方が絶妙。

 

お互いに惹かれ合うが、連れ合いを亡くした苦い思い出が蘇える中、その先に進めないアンヌ。

駅まで送った後、車内で悪態をつくジャン・ルイ。

そこまで言うなら行かなきゃいいのに、結局次の駅へ先回り。
要するにフランス人特有の「お約束」か。そーゆー恋愛はできんナ・・・・

 

カーレーサーのジャン・ルイがフォードGT40の操縦をしている場面がある。実は昔観た時は全く印象がなかった。
それからアンヌが亡き夫とブラジルへ行った時のエピソードのバックで流れる「サンバ・サラバ」はバーデン・パウエルの曲。これもイイ。

 

ところでこの映画の続編「男と女 人生最良の日々」が今月末から公開らしい。主演は当時と同じアヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャン。dramatiqueさんのレビューはコチラ(試写会で観たそうな)。
行きつけの映画館ではやらないので、ちょっと検討中・・・

 


あらすじ
娘にあかずきんの話を聞かせる母親。
息子に車の運転をさせる父親。車は赤のマスタング(オープンカー)。

美しい夕暮れ。寄宿舎に娘を帰す母親。
次いで父親が戻る。息子はアントワーヌ。二年間世話になっている。
帰りの電車に乗り遅れた母親。娘はフランソワーヌといった。

 

声を掛ける男は、家まで送ると提案。母親はアンヌ、男はジャン・ルイ。
ご主人の話を聞くジャン・ルイに、スタントマンの夫の話を饒舌に話すアンヌ。アンヌは映画監督の補助をしており、夫と同じ職場。

平穏な人生ですね、とジャン・ルイ。
夫と一週間ブラジルへ行った話。アントニオ・カルロス・ジョビン、バーデン・パウエル。サンバ好きの夫。
彼女の家まで送るジャン・ルイ。パリ、ラマルク通り18区。
来週よければ一緒に、ご主人にも会いたいと言うジャン・ルイにアンヌは、夫は死んでると答える(撮影中の事故)。行けるかどうか判らないと言いながらも電話番号を告げるアンヌ(モンマルトル1540)。

 

レースカーの整備を指示するジャン・ルイ。コースに出て車体の状態チェック。第35回モンテカルロ・ラリーへの出場が決まっている。

 

アンヌを誘って寄宿舎に向かうジャン・ルイ。

 

ラジオのニュースでカップルの自動車事故の報道。
職業を聞かれて、自動車のテストドライバーとあいまいに答えるジャン・ルイ。子供たちも一緒に、二家族で食事をする。


仕事の話を聞かれ、専門的になってしまうジャン・ルイ。

レースで一番大切なのはエンジン音。

141マイル出せばスピン、139では負ける。

 

子供をダシにして船に乗るジャン・ルイとアンヌ。仲がいい子供たち。


老人が愛犬を連れて歩くのを見てジャコメッティの話をするジャン・ルイ。火事になったらレンブラントの絵より猫を助け、放してやると言った。「芸術より人生を」だ。感動的だわ、とアンヌ。

 

帰りの車でアンヌの手を握るジャン・ルイに「奥さんの話を」とアンヌ。
事故で病院に担ぎ込まれたジャン・ルイ。3時間の大手術。
妻は動揺し、ショックで居たたまれず自殺した。

モンテカルロ・ラリーに出るつもりだ、と言うジャン・ルイは、終わったら家に行くと言ってアンヌと別れた。
家に戻ると女がいた。そして雑誌記事を見せる。そこにジャン・ルイの記事「400キロの恋」。事実だ、と話し女と別れるジャン・ルイ。

 

ラリーのスタート。参加273台。雪道で事故多数。
ゴールしたのは42台。優勝して表彰台に上がったジャン・ルイ。
パーティ会場に電報を打つアンヌ「ブラボー 愛してます アンヌ」

祝賀会で電報を受け取ったジャン・ルイは、レース車をそのまま使ってアンヌの家へ行くが、管理人の話では娘に会いに行ったという。

 

警察を装ってホテルを聞き出して向かうジャン・ルイ。
再会し、愛し合う二人。だがアンヌの心にはまだ夫の事がしっかり残っていた。急速に醒めて行くアンヌ。
「なぜだ?」の問いに「夫のせいよ」 「彼は死んだ」 「私の中ではまだ死んでいないの」
電車で帰るというアンヌを駅まで送るジャン・ルイ。

 

車の中で一人ボヤくジャン・ルイ。幸福を取り逃がした。電報までくれたのに、女心は判らない。
夫も、どうせイカれた奴だったんだろう、似合いのカップルだ・・・・

 

だが結局アンヌの到着する駅に先回りして列車を待つジャン・ルイ。
列車から降り、一人歩くアンヌ。そしてジャン・ルイの姿を見つける。
抱き合う二人。