今日、センター試験 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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ウチの娘は今年花の「受験生」。

上の息子が高校中退後、大検取ってから専門学校のコースをたどったため、我が家では大学受験経験者がいない。

 

息子がコケてから娘に対しては「もう、まともに学校へ行ってくれさえすればそれで十分」というスタンスで、高校選びでは一切口出しせず、日常でも勉強しろなどとは一言も言ったことがない。
今回の大学受験に対しても基本的に、「どこでも行きたいところへ行けばいい」という感覚だった。
「名古屋には行きたい学校がない」などとナマイキを言い、本命は東京の大学(私立ですが)ということで、昨年は出張のついでに学生会館巡りなどして住居の「あたり」をつけていた。
ただこの物騒な世の中、ホンネとしては家から通って欲しいという気持ちだが、言い出したら聞かない性格。東京2校、関西2校と来て、スベリ止めだけは何とか愛知圏内にしてもらった。

そんな訳で、受験準備にしてもこの親は何とも頼りにならず、進学塾も行かせていなかったので、娘なりに短期集中コースを適当に探してはその都度行っていた。

 

年明け早々、そんな娘が突然「キレた」。
「父ちゃんは冷たい。兄ちゃんばっかり大事にして私の事なんか放ったらかしじゃない!。何でも勝手にやれってさ、それムセキニンじゃん。私が出て行けばいいと思ってるんでしょ!」
その後、まさに幼稚園児みたいに「うぇぇ~~ん」という感じで泣き出してしまった。そして、自分が受験のためにTVをガマンしているんだから、家族全員もこれから観ないでくれという。

 

こっちもあまりに突然の事で、出張帰りの夜食にと食いかけていたラーメンの箸がストップ。
思えば母親のこと、息子のことにからんで、娘にはかなりのストレスをかけてきた。これだけの中で、本当に良くやって来てくれたというのが正直なところ。
ただ、干渉すまいという気遣いが子供にとっては「大事にされていない」という印象になったのかも知れない。

TPOによっては口うるさく聞いてやる事も大切か。
TVについても、けっこう無神経に普通の音で聞いていて「ちょっと音小さくしてよ」などといつも言われてしまう始末。受験生を持った家なら、本当に「TV完全禁止」というのが当然の常識だったのかも知れない。
本人として相当溜め込んで来たものが一気に噴き出したのだろう。


十分言葉を選び、順々に諭しながら話したが、こちらも次第に昔の事など思い出して涙声に。

そのうちカミさんも泣き出してしまい、何か壮絶なフンイキに。

ただ、話しているうちに本人も次第に落ち着いて来て、途中から入って来た息子もそれなりにフォロー。息子は妹に対しては完全服従を守っており、娘もそれなりにアニキを認めてはいるのだが、今回については何が何でも言ってやろうという決意の下の行動だった様だ。
この際だからと、お互いにイロイロ我慢していた事を素直に話し合う場となった。


そんなワケで当家はその日以来「完全TV禁止」状態です。

娘が居ない時はいいじゃないかという気持ちもあったが、願掛けみたいなもんだから守ろうという雰囲気に押されて、以来約2WEEK、マジで一切見ていません(といいながら、通勤時のカーナビだけはお目こぼし頂いてます)。

それからの娘は、表情が明るく元気になり、勉強もそれなりに順調なペースを取り戻した様だった。

 

そして今日。受験スタートとなるセンター試験。

天候は曇っているものの穏やかで、体調も良い様だ。

駅まで車で送り、帰りの迎えも約束した。
さて、これから2月中旬まで各校の試験を受けに行脚することになるが、体調管理に気をつけて悔いのない様にしてやりたい。