私は35歳でようやく
結婚することが
できた身なのですが、
実はそれまで
ほとんど結婚したい!
なんて情熱的に思ったこと
がなかったの
なぜなら私は、
結婚したくなかったから。
その心の奥には
母親の機嫌を損ねるような
気がしていたから。
こんな思いが隠れていたの。
もちろん、
この理由にすぐに気づいたワケ
ではないのです。
だから、
私が結婚できなかった
人生最大の理由は
私に結婚する気がなかったこと。
結婚を考えた彼も
いましたが、
皆なぜか結婚に
つながらない人ばかり。
表面的に結婚したい!
って思っていただけで
心の中ではうっすら
「したくない」
って自分でもわかってた
「したくない」
って思っていれば当然
「結婚する気がない男性」
ウェルカム状態。
じゃ、
なぜ私は「結婚したくないの?」
って自分に問いかけてみたんだ。
そしたらね、
小さい頃の
こんな記憶が出てきたの。
私は上に兄2人の末っ子長女
なのだけど、
子どものころって
当然末っ子で女の子だと
父親は手放しで
かわいがるもんだから、
母親と兄二人から
なんとなーく、
距離を置かれていた
気がしたの。
私以外3人でチームみたいに
なってるイメージだった。
ある日もその「チーム3人」
でお父さんの悪口を言って
いたんだけれど、
私は「別にお父さんのこと嫌いじゃない」
って伝えたら
母親から
「フンっ、あんたはいいわよね」
って突き放されるような
ひと言が返って来た
子供心にはそれが
めちゃくちゃショックで。
私はそれ以来、
母親に見放されまいと
私はそれ以来そ「チーム3人」に
媚びるように
父親の悪口を一緒になって
言ったりしていたんだ。
そして、
お母さんと仲良くしてもらう
ためには
「幸せそうにしてはいけない」
「調子に乗ってはいけない」
常に母親の前ではネガティブで
いるための呪いを
自分自身にかけたの。
母親にとにかく見放されるのが
怖かったから。
子どもって母親が
世界のすべてだったり
するじゃない。
見放されたら…
って思ったら
足元がすくわれるような
生きていけない気持ちに
いたんだよね。
成長して結婚適齢期に
なっても
なかなか結婚しない私を見て
母親は結婚しないの?
って実家に帰たび
心配していたけれど、
普段は母親から
しょっちゅう電話
してきて父親の愚痴を
言い続けてたんだ。
「結婚は地獄よ!辛いのよ!」
って聞かされてたの
自分への呪いを解くことが
できなかったから、
母親に話を合わせていくうち
本当に「ケッコンハジゴク…」
って思いが深まっていった
だから結婚に夢を見ても
いなかったし、
結婚してしまったら母親が
悲しむんじゃないかって
こじらせ恋愛への道へ
入っていったわけなのです
毒親
って思うかもしれないけど
私は母親大好き芸人だったよ(笑)
だって毒親って
お母さんに執着するから
こそ出るコトバだから
母親との関係が原因だった
なんて夢にも思ってなかったの。
だから気づいた。
こじらせ恋愛をすればするほど
母親が心配してくれて注目して
私にかまってくれて
いるという図式に。
私は母親に見捨てられないか?
を心配していたけれど
私がいつまでも母親の手にしがみつく
依存心を持っていて、
もうひとりで歩けるように
なったのにいつまでも
私からしがみついていたん
だなって気づいたら、
非常に
バカバカしくって
泣けてきた(笑)
幸せそうにしたっていい
調子に乗ってもいい。
母親に気に入られたくて
悪口に便乗して
仲間気取りになるのはやめよう。
もう誰かの機嫌を損ねることに
ビビって幸せにならない
選択をするのをやめるって
決意できた。
そう思えたら
私だって結婚したって
いいじゃない。
そう思えたんだよね。
これまで結婚への障害が
めちゃくちゃ多い人ばかり
だったはずなんだけど、
自分の中に結婚へのブロック
がなくなれば
なんの弊害も問題もゼロ
になる。
スルスル~っと
今のオットとの恋愛結婚が
めちゃくちゃ進んだ。
嫁姑問題を恐れて
いたけれど、
お姑さんはすこぶる
優しいしね(笑)
ああ、
自分の結婚に歯止めを
かけてたのはやっぱり
自分なんだなって。
笑いながら暮らしてます