ヨーガとアロマとメンタルケアの教室
YAR00M通信
（ＮＯ．211）2017．3．23
いとしい春のあなた達へ
長谷賢一
ぼくは たぶん
この道で これからも
つまずいたり ころんだり
ぬかるみにはまって
動けなくなったりするだろう
でも 土のにおいや
太陽のあたたかさを感じたい
草木のめぶきや
カエルの「おはよう」を聴きたい
いとしい いとしい
春のあなた達が
そこにいるのを
ぼくは知っている
いとしい いとしい
春のあなた達が
ぼくの道に 何度でも
スタートラインを引いてくれる
走り出す勇気を
与えてくれる
だから ぼくは
この道を 信じて 生きていく
新宮中時代の教え子が
就職決定のお知らせに
来てくれました。
中2の時の担任の私を
いまだに覚えてくれています。
嬉しいことです。
その他にも、
留年の決定や浪人決定のお知らせ、
福岡を離れる人もいれば、
帰福する人もいて．．．。
春は、スクランブル交差点のようだと、
いつも思います。
すれ違ったり、出会ったり、
触れ合った人を振り返ったり、
それぞれの事情や状況があり、
交錯しています。
私は、春は大好きな季節ですが、
皆がそうでもありません。
「春になると憂鬱な気持ちになります。
天気も良くなり、
日差しは明るくなるのですが、
それが逆に悲しいんです。」
そんなご相談を
受けることもあります。
日照時間の短いことが原因とされる
季節性感情障害（SAD）という
冬季うつ病を
そのまま引きずっていることもあるでしょう。
又、転勤や異動、
入学や卒業、
クラス替え等、
新しい環境に身を置ことの
緊張や不安がストレスになって
春のうつ症状を
引き起こすこともあるでしょう。
不安やイライラを抑える役割を持つ
神経伝達物質セロトニンは、
日光を浴びることで分泌されます。
日照時間が短いために
セロトニンの量が減って
うつ症状になっていた方は、
日照時間が長くなるこれからの季節、
次第に改善されていくはずです。
安心してくださいね。
春は、スクランブル交差点。
すれ違った皆が
それぞれの道を歩き出すのです。
別れの悲しみを乗り越えて、
踏み出す季節。
おもいきって新しい環境に
飛び込む季節。
何もかも 新しく始まる季節。
大地も太陽も草木もカエルも、
私たちを
優しく見守ってくれています。
今年も
彼らが引いてくれたスタートラインから
走り出していきましょう。
勇気を出して、
自分の道を信じて．．．。
福岡県 古賀市