日本の伝統食なら普遍的であると、勝手な安心感を抱いてきました。
味噌、甘酒、ぬか漬けetc.
梅干しもそうでした。
しかし、一生モノと購入した教本は、もう何年も開いていません。
お手軽レシピが次々現れ、面倒な方法はすっかり影を潜めてしまいました。
かくいう私もそのひとり。
例年通り、灰汁抜き・酒・重石・紫蘇ナシの、超簡単バージョンで仕上げました。
今回もなかなかの自信作です。
その点、小説はスゴイ。
いつだって何らかの刺激を与えてくれます。
図書館で借りた本
76 森崎緩/青柳さんちのスープごはん
77 望月麻衣/京都船岡山アストロジー
78 宮下奈都/羊と鋼の森
79 水木しげる/よく食べ、よく寝て、よく生きる
80 益田ミリ/女湯のできごと
古いガイドブックもまた、無用の長物になってしまうのかもしれません。
掲載店が潰れていたり、観光地が閉鎖されていたり、道すらなくなっていたり…
旅の後で見返すことはまずないのに、夫は思い出に取っておきたいと言います。
時代と共に色々変化していくのに、彼の執着心はずっとそのまま。
永遠の無駄遣いです。



