ご主人の仕事の関係で、しばらく東京を離れるという知人からヘルプコールがあり、荷物整理の手伝いに出かける。
着いた途端「実は予定が前倒しになって今夜発つことになった」と聞かされる。
一緒にドタバタしながら、何とか準備は終わりホッとひと安心。
帰り際「もし迷惑でなければ傷みそうな食材を持ってかない?」と言われる。
グルメな彼女の素敵な提案。
かなりの量だったけど、喜んで協力させていただく。

○のり塩ポテト
○鱸ポワレのサラダ
○豚肩肉の五香粉煮込み
普段の我が家には並ばないような食材。
良い物は、余計なことをしなくても十分に美味しい。
お礼にいただいた、これまた私には到底手が出せないフルーツ。

見ているだけで幸せ。
そして、本当に見ているだけ。
アレルギー反応が少しずつ強くなってきたので自粛。
でも、どこかで体調が良ければイケるんじゃないかと思う自分もいる。
重たい袋をぶら下げて、炎天下を歩いた夏の午後。
そこには食欲に支配される、がめつい中年の姿があった。