本のfavorite I | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

レトロブームの影響か、"昭和"というワードを見聞きする機会が増えた。

雰囲気に飲まれて本を借りたのか(favorite49)、読んでいるうちに気になってきたのか…

不思議に魅力的、それが昭和。


私が過ごしたのはたったの10年弱だけど、何かにつけて懐かしく振り返る。

幼い頃に行った場所とか、魅力された俳優さんとか、今も昔も大人気のお菓子とか…

工場まで出向いて購入した変わり種。
ずっと変わらないパッケージ。


ゴールが見えてもいないのに、がむしゃらに突っ走っていた時代。

たくさんの失敗があったけど、人情や想像に溢れていて面白かった。


今は正解がすぐに出せる時代。

楽チンだけど、工夫することに喜びを見出だす私には物足りなく感じる。


不便や面倒を楽しむ、そんな精神もブームと共に復活してくれたら嬉しい。




本のfavorite 

49 乃南アサ/自白 裏表紙に"ノスタルジー刑事小説"の一文。まさにその通り!

50 中島要/少女カゲキ団 不自由だらけの金持ちと適当に暮らせる貧乏人。私なら後者を選ぶ。誰にだって悩みはある。たとえ苦労してでも己の力で生きていきたい。

51 中山可穂/ダンシング玉入れ 全てを捧げかねないほど夢中になれるモノがある人生。何かに強くハマったことすらない。現実とは思えない世界。幸せなんだろうなぁ。

52 永井荷風/夢の女 想像力の乏しさがいかに不幸を招くか。時代のせいだけとは言えない諸々がある。少しでも心を豊かにしたいなら、考えることをやめてはいけない。

53 中山あいこ/家事が好きになる暮らしの工夫 娘ちゃん可愛い!5年前の本だからツッコミどころ多数。苦手というご本人談通り、ファッション項はかなり残念。編集の悪意!?

54 長岡隆志/腰痛・ひざ痛を自分で治す本 理屈を頭に入れて、しっかり納得してから動きたいタイプの私にピッタリな1冊。継続が何より大事とのアドバイス。…耳が痛い。