ブックリスト38 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

スポーツジムに通い始めて15年。

気軽にランニングでも出来ればお金をかけずに済むんだけど、持病のヘルニアがアスファルトとの関わりを拒む。
リフレッシュとケアを兼ねて、入会当初はプールのレッスンに精を出していたが、胃腸の弱さと冷え性のせいで毎回お腹を下す。
ほとほと困り果てた時に出合ったのがヨガ。

よく分からないけれど良いような気はする。
次第に冷え性が改善され、嬉しくなる。
少しレベルアップしたいと思っていた矢先、突如としてピラティスとやらが現れた。
ヨガの妹分と勝手に位置付け、何となく取り入れてみるも、どうもしっくりこない。

年数が経つ内にヨガについては理解できてきたが、そもそもピラティスとは何なのか。
ウィキペディアによると「ドイツ人看護師のピラティス氏が考案したエクササイズ」とある。
知り合いのフランス人インストラクター曰く、東洋人の思想を噛み砕いてそれっぽくしたモノとのこと。
なるほど、ヨーロッパ版ヨガですか。
どうりで馴染めないわけだ。



気軽な神様とか、仏教の言葉とか、誰かの旅行記とか…
知らず知らずカラダに染み込んでくるのは、身近なアレコレ。

パスタを食べるより、フォーが食べたい。
謎の錠剤を飲むより、漢方薬を飲みたい。
ブランドの洋服より、着物に断然憧れる。
やっぱり落ち着くのは、アジア発。
どれもこれも、ストンと腑に落ちる。


つくづくあたしは、ニッポン人だ。