今年で7回目。
毎年20kgを仕込む。
固定参加メンバーは両親とあたし。
味噌作りにおける、それぞれの性格は以下の通り。
父:とにかく気が短くて、何でもかんでも早く終わらせたがる
母:飽きっぽくサボりがちなくせに、何か起こると文句を言う
ちゃんこーまい:地味な作業大好きで、手仕事は心を込めてやりたい
今年は父が風邪でダウンしていたため、(やや役に立たない)母と2人きりの作業。
例年は4時間弱で済むところが、途中で圧力鍋の蓋が閉まらなくなって、5時間半近くかかってしまった。
すっかり疲れたけれど、せっかちさんがいなかった分じっくり取り組めた。
約半年寝かせ、9~10月に完成となる。
出来上がりは適当なサイズに分けられ、ジップ付きの袋に入れられ、母のさじ加減で各地へ分配される。
そして先日、実家から受け取りに来るよう連絡があった。
しかし喜びも束の間、母からひと言。
「今年の味噌、イマイチな気がする」
密かに自信を持っていたあたしは、ショックを隠すことができなかった。
あんなに丁寧にやったのに!?
落ち込む娘に、不参加の責任を感じていた父がフォローを入れる。
「そんな風には思わなかったけどなぁ」
実際に食してみると、決して出来は悪くない。
いや、ちゃんとしているではないか!
ほとんど手伝わないで休憩ばっかりしてたくせに、クレームつけてくるなんて!!
「うるせぇ、ババァ」
心と身体に潤いをもたらしてくれると信じていた季節仕事。
しかし、それが原因で鼻息を荒くするハメになるとは…
いくら発酵食品を食べたとて、精神の平和を保つのは難しい。
