サラリーマン時代の後輩ちゃんから退職したとの連絡があり、久しぶりにゆっくりお喋りしながらランチ。
さっぱりした感じで、表情もやわらかくなっている。
コレは辞めた人あるあるで、皆一様に顔の雰囲気が変わる。
どんな会社だ…
以前から妊活しているとは聞いていたけれど、やはり働きながらの通院は厳しかった様子。
しばし専業主婦になり、じっくり治療に取り組むとのこと。
全く子供を望まないあたしには、想像もつかない世界の話。
どんな結果になるにしても、素敵な時間を過ごして欲しいと思う。
何か伝えられたらいいのに、その術がわからない。
ごめん、何も言えない。
ひたすら愚痴り合ったり、自分の経験から基礎体温をどう上げるか話してみたり。
役に立っているんだか、いないんだか…
だけど、ヘタな応援や慰めの言葉も、知ったかぶりの知識も、彼女には必要なかったらしい。
中途半端な関心が最も厄介でイライラするから、先輩のようにちゃんと"わからない"って言ってくれる方がよっぽど有り難い、と。
なるほど、その通りかもしれない。
何かに真剣に取り組んでいる人に対して、よく知りもしない者が意見する。
そりゃ、確かに鬱陶しいわ。

一生懸命な彼女に感化されて、頑張る人が奮闘する本が読みたくなったみたい。
何もしてないくせに、すっかり元気をもらう。
また時々会って、楽しく一緒に過ごせたらいいな。

