10品目 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

ゆるゆる湯シャン生活を始めて約3年。

成果
①枝毛・切れ毛がほとんどなくなった
②髪にツヤが戻った
③静電気が起きにくくなった

ここまでの道のりは険しかったけれど、ストレスが解消されつつあって嬉しい。

冬になれば必ず頭皮が乾燥して、痒みに悩まされていた。
ヘアケア用品のせいかと思い、ドラッグストアで買っていた物を美容室御用達のラインナップに変えた。
風呂上がりには、入念にヘアオイルで保湿することを心掛けた。

どれだけのお金と時間をかけただろう。
それでも満足いくような結果は得られなくて、これが限界なのだと諦めていた。

ある日急に何もかもイヤになり、これまでのケアを全て投げ出した。
髪はお湯で流すのみ。
何も塗らない、何もつけない。
乾かして、しっかりブラッシングするだけ。

自暴自棄が生み出した、髪との新しい付き合い方。
足し算で膨れ上がっていた方程式を、引き算でスッキリさせた。
すると、本来の力が甦った。

これで、オール湯シャンにシフトチェンジできれば良いのだけど、心のどこかにモテたい気持ちが残っている。
頭のくせぇババァと言われるのが恐くて、週に1回はシャンプー&コンディショナーを使ってしまう。
自分の不甲斐なさに舌打ちしたくなるけど、小さな見栄にどうしても勝てない。

せいぜい週1程度の使用だと減りが遅くて、もう1年以上同じ物で洗い続けている。
消費期限ってあるんだろうか?
もしあるのなら、頭が臭いどころか、もはや腐ってるに違いない。

そんな腐敗の疑惑漂うシャンプー&コンディショナーが、いよいよ底をついてきた。
何か新しいモノをとあちこち探しているのに、コレ!という出合いがない。
無香料とか天然成分とか、こだわりを持つとなかなかコレという物に辿り着けない。

こうなったら手作りでもするか…
またもや、やや投げやりになって考える。
レシピを調べてみると、想像していたよりずっと簡単に出来そう。
しかも、頭皮にも環境にも良さそう。

吟味した結果、ハチミツに狙いを定める。
使用の際には"生ハチミツ"であることが重要らしい。
様々な条件をクリアした上に、これはまさかの"巣"入り。
見るからに美味しそう。

食することなく、加工してしまおう。
きっとクチにしてしまったら、シャンプーにするのが惜しくなる。

じっと瓶を見つめる…
食べずに残しておける自信がない。