いよいよ花粉症が本格化してきました。
これまでは2月の声を聞く頃から軽いタイプの薬を飲み出し、ゆっくり体を慣らしながら3月を迎えるというのが定番でした。
もう20年以上の付き合いですから、この時期の過ごし方にも決まりきったモノがありました。
なかなか完治することのない症状だと決めつけていたため、特に疑問を持たずに受け入れていたのです。
しかし諦めなければ改善の余地はあるのだと知り、意識を変えることにしました。
そして一昨年、ギリギリまで薬は飲まないと心に決めました。
腸内環境を整えることからスタートし、発酵食品を摂るように心掛けました。
成果が出たのか、花粉自体が少なかったのか…
去年はほとんど薬に頼ることなく過ごせました。
そして更に、東洋医学を取り入れて半年強。
添加物の入っていない調味料を買うようにして、産地や精製方法にも気をつけるようにしました。
旬の食材を積極的に買い、体調を季節に合わせるよう努めました。
ほんのちょっとですが、基礎体温が上がりました。
おかげで寝込むような風邪をひかなくなったり、粉を吹くような肌荒れもなくなりました。
てっきり、あたしのカラダはレベルアップしたものだと思っていました。
ところが、聞けば今年の花粉量は例年の4倍というではありませんか。
たかだか2年ばかりケアをしただけのボディが勝てるわけがありません。
泣く泣く、薬を飲みます。
毎日服用しないと耐えられないわけではないので、気持ち的な負担は小さくなりました。
それでも、やはり錠剤を手に取る瞬間には悔しさが募ります。
イライラも募ります。

本を読んでいる間は、余計なことを考えなくて済みます。
くしゃみ・鼻水も、心なしか大人しくしているような気がします。
アクティブに外へ出てストレスを発散できない今、ほんのわずかでも現実から離れられる時間は貴重です。
こんな時には、根暗で良かったと思います。
ま、そもそも完全なインドア派なんで、アクティブも何もあったもんじゃないんですけどね。

