ブックリスト4 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

現在利用している図書館。
貸し出しのルールは、期限2週間・本なら10冊まで。
ごく一般的な気がする。
特に不満も不便もない。

作家の幅を狭めないようにと、去年から自分でルールを作った。
借りる範囲をア~ワ行のひとつに絞り込んで、その中から選び出すというもの。
例えば今回はア行。
つまり、ア~オの棚に並んだ本のみが対象となる。

好きな人がいっぱいいるターンもあれば、馴染みのない人ばかりのターンもある。
だけど縛りを設けたことで、たくさんの新しい出会いに恵まれた。
出来る限り男女比を同じにして、長編をメインに、短編やエッセイを少し混ぜて借りるようにしている。

あたしのペースで無理なく楽しめるのは、せいぜい6冊。
だからこそ、なるべく色んなジャンルを手に取るように心がけている。
読書という貴重な時間を、出来る限り幸せに過ごしたいから。

今回だって、雰囲気の違うラインナップにしたはずだった…

まずは、おじさんが主人公の物語でしょ。

結婚詐欺師が主人公の物語でしょ。

そして、短編集。

それなのに…
こうして並べてみるとよく分かる。
テーマがほんのりカブってる。
ドロリとした何かを抱えて生きていく話ばかりじゃないか。

時々、こういうことが起こる。
あたしの精神状態がそうさせるんだろう。

確かに先週のあたしは、こんな感じだった。
どうすることもできない負の塊を押し付けられて、それでも上手に付き合っていくしかないという現実。
間違いなくドロドロした気持ち。
だけど、読後感はどれも爽やかだった。

きっと、あたしも頑張れる。