4品目 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

一度信じてしまったら、疑いの目を向けることは難しい。


飲み屋の常連客同士で仲良くなった、少し年上の女性。
お酒に強くて、良く喋り、良く食べる。
話題も知識も豊富で、一緒にいると楽しい。
付き合いが長くなるにつれ、次第に深い話をするように。
すると彼女…どうやら、オトコを見る目がなさそうだぞ。
散々尽くして、重たがられて、捨てられちゃうタイプ。
すごくサバサバした、カッコいいお姉さんだと思っていたのに…
何だかがっかり。

あるいは、年上で頼りがいのある、友達の(元)旦那。
イケメンな上に、会社ではかなりの役職。
可愛い娘にも恵まれて、早くにマイホームを建てる。
順風満帆な生活に見えていたけれど、なぜか訪ねた家の中が寒々しい。
よくよく内情を聞いてみると、外面がいいだけのモラハラ亭主。
絵に書いたような、幸せファミリーだと思っていたのに…
何、その怖い話!?

そして、国産キウイ。
出会いは去年、福岡県産のレインボーレッド。
ニュージーランド産と比べると、なかなかの高級品。
しばし迷うも、意を決して購入してみる。
結果はお値段以上の満足感。
さすが、日本の農家さん!
素晴らしいお仕事です!!

ところが、年末に買った西日本のとある県産のグリーンキウイ。
これが残念な仕上がりだった。
その後も何度か買ったけど、他のはみんな素晴らしい出来だったのに…
国産に間違いはないと思い込んでいた。
本当にショックだった。


どれもこれも、あたしが勝手に決めつけてたいただけのこと。
それでも、裏切られた気分は拭いきれない。
だからと言って、簡単に諦めることもできない。

あぁ、ありがとう。
とても、とても、美味しかった。
もう一度信じてみて良かった。


国産商品は何度だってトライしてみよう。
失敗したって、次に素敵な出会いがあるかもしれないから。
その喜びを想像すると止められない。

でも、人間関係は…
こっちはミニマム、ノートライの精神で。