ブックリスト 1 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

ヒマだとかえってダラける。
時間が出来たらまとめてやろう、なんてことは大体やらないまま終わる。
領収書をまとめるとか、書類をシュレッダーにかけるとか、東洋医学の勉強するとか…
せっかく余裕ができたというのに、どうしてあたしは何もしなかったんだ!?
松の内も、結局やってたことはいつもと同じ。
いや、むしろそれ以下。

ほんの少しの掃除、ほんの少しの料理、ほんの少しの片付け…
もっと、色々出来たろうに。
もっと、やることあったろうに。
無駄な昼寝を、無駄なテレビ視聴を、無駄な外出を悔やむ。

せめて読書だけは普段通り、好きな時に好きなだけ楽しもう。

今回は図書館のシステムが変わるとか何とかで、休館期間がいつもより長い。
上限ギリギリまで、まとめ借りする。

いつもはビビって手を出せない、ボリュームたっぷりの上下巻モノ。
長編は読み進めるにつれ、どんどんハマっていく感じがワクワクする。
歴史的人物が自分の親戚筋って、どんな気持ちなんだろう。
羨ましい反面、ひねくれ者のあたしにはツライ環境だろうとも考える。

気分があまり乗らない日には、あえてどんよりした作品をチョイスしてみる。
もどかしさ、悲壮感、焦燥感、不平等、理不尽…
誰しも、どうしようもない、何ともし難い感情を抱いている。
すっかり心の中が灰色になって、むしろスッキリした。


正月ムードもそろそろ終わり。
いつまでもダラダラしてられない。
いつもの生活が戻れば、ちょっとは普段のあたしに近づける!

…と、いいな。