ちゃんこーまいの美容遍歴
0歳:父親譲りの敏感肌と、母親譲りの何事にも動じない強い肌を掛け合わせて産まれる
10代前半:日焼け止めの概念すらなく、欲望のままに外で遊び続ける
10代後半:母のおかげで思春期特有のトラブルに悩まされることもなく、ニキビ・吹き出物とは無縁の日々を送る
20歳:社会人のマナーとしてメイク道具を揃え出すも、あまりの拙さに友人から「高校生かよ!」とバカにされる
20代前半:メイクのイロハを知り、スキンケアの楽しさを覚える。色々なショップの美容部員さんから肌モデルを頼まれる。絶頂期。
20代後半:クラブ仕様のギラギラメイク期。アイメイク命、マスカラを重ねまくる
30代前半:結婚し、ナチュラルメイクに路線変更。スキンケアには惜しみなく金を使う
30代半ば:脱サラしてメイクの必要がなくなる。天然成分の製品に買い替えていく
30代後半:スキンケアの引き算を始め、地の肌力強化に努める
39歳:極力肌には何もつけないをモットーに現在に至る
肌との向き合い方を見るだけでも、それなりに色々あった人生。
この年表だけみると、年代と共に様々な試みをしながら成長してきたように思える。
紆余曲折を経て得られた結論は原点回帰!みたいで、格好良さすら感じる。
だけど事実はちょっと違う。
社会人になって初めて、正社員から離れた5年前。
人の目がある=身綺麗にする、の図式がなくなった。
やらなくていいならやりたくない。
だって結局、ただの自己満足だし。
今さらモテたいでもないし、誰の目に留まるでもない。
若く見られようが老けて見られようが、どうでもいい。
もう、イチイチ面倒くさいんだもん。
それならいっそ、何もしないを始めてみよう。
これが真相。
ボディ&ヘアケアに関しても同様。
なるべく手を加えない。
とにもかくにも面倒くさいから。
抗わないと心を決めてしまえば、いっそスッキリして気持ちは若々しくなった。
老いをポジティブに受け入れている人には、強い共感と尊敬の念を抱く。
最近は白髪をファッションにまで昇格させる先輩方も増えてきて、しみじみ素敵だと思う。
吉川晃司、キングカズ、舘ひろし、草笛光子、中尾ミエ…
みなさんすごくカッコいい。
そしてこの人、中村メイコ。

料理にまで人間性が出てる。
無理せず楽しく、時には冒険する。
ヘアスタイルもさることながら、ライフスタイルまでさっぱり気持ちいい。
つまらない見栄に翻弄されて、貴重な時間とお金を費やすのは勿体ない。
大切なモノは、自分が納得できることにだけ使いたい。