5月13日、曇りのち雨 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

やたらと調味料を集めていた時期がある。
○○塩とか○○醤油とか○○七味とか…
大体使い切れない。
そのくせ新しいモノが出てくると試したくなる。
スペースばかり無駄に取られる。

瓶がズラリと並んでいると、ちゃんと料理した気になる。
視覚からくる満足感。
実際は完全なる手抜きなんだけど。

そして年齢を重ねて気付く。
添加物や合成物がツライ。
謎のエキス、カタカナだらけの着色料、聞いたことのない甘味料…
ナチュラルな物でないと体に負担がかかる。
回復に時間がかかる。

美味しさを求めて購入した品々に足元をすくわれる。
せっかくお金をかけたのに体調が悪くなる。
これ以上、健康貯金を減らすわけにはいかない。

シンプルに暮らそう!

目指すは江戸時代の食生活。
混ぜ物のない塩・味噌・醤油・みりん・酢…
基本となる味を間違いのないモノにする。
原材料や製造法に目を向けてみると、仕上がりに格段の差が出る。
今まで何気なく使っていたお馴染みの顔ぶれなのに、知れば知るほど奥が深い。
知ってはいたけど再確認、やっぱり日本人ってスゴイ!
国産クオリティーの高さたるや!

最近、お江戸の献立が見直されているらしい。
19世紀前半に作られていた惣菜が、21世紀になっても色褪せない。
スッキリしていてヘルシーなのに、きちんと手がかかってる。
むしろ現代人が見習うべき内容で興味津々。

ますます時代小説熱に拍車がかかりそう。

今回はレシピ付き。
楽しくて嬉しい。