4月4日、晴れ | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

定期的にカラダが欲するモノがある。

①疲れやストレスをフルに溜め込んで、非日常に逃げて発散するパターン
◎旅行
梅雨時期からやたらとパンフレットを集めだして、夏の終わり頃になると、どこかへ行きたい気持ちが抑えられなくなる
◎マンガ
普段は電子書籍で読んでいるけれど、春先と秋口にどうしても手元に置いておきたいタイトルだけ、大人買いしてしまう
◎即席麺
ペヤング、カップヌードル・シーフード、緑のたぬきのいずれかが、半年に1度くらいの割合で食べたくて我慢できなくなる

②日常的に取り入れていて不満はないはずなのに、ふと冒険心に駆られるパターン
◎ラーメン
通いなれて間違いのない、煮干し系の店を目指して出かけたはずが、急に初めましての鶏出汁系にチャレンジしたくなる
◎酒
大好きなクラフトビールを飲みに行っておきながら、貴重品があると勧められ、滅多にクチにしない日本酒に手を出す
◎怪談話
普段はほとんど手にすることがないけれど、なぜか一瞬でモードが切り替わり、読みたくて読みたくて堪らなくなる

①の厄介なところは、一度その気になってしまうと、それ以外の解決法がないということ。
やらない限りは心が晴れない。
どんなにたくさん日帰り旅行したって、手持ちのマンガを徹夜で読み明かしたって、有名店のカップラーメンを食べ比べたって…
全然別物、断然物足りない。

②は突発的な分、まだ我慢の余地がある。
山場を越えれば発作は治まる。
だけど、すぐに再発する。
結局やりきらないと治らない。

図書館に入った途端に、怪談スイッチが入った。
読みたい読みたい読みたい!
探せ探せ探せ!
あったあったあった!
ドンピシャのタイトル。
サスペンスやミステリーのように、色んなピースがぴったりハマって、全てがクリアになるわけではない。
何せ相手は、得体が知れないんだから。
モヤモヤ・ふわふわしたエンディング。
いつだって答えが必要ってことはない。
時には曖昧も良い。

ラストはスッキリしないけれど、気分はスッキリした。

ひとつ満足して、気持ちは次を求める。
厳選に厳選を重ね、計15冊のマンガをブックマーク。

欲望にまみれた春…