以前は義父母も一緒に行っていたのですが、このところはつきのわさんと２人きりです。
１日に親戚一同の墓を10ヵ所近くまわります。
実家にいた頃には直系の墓に手を合わせるだけだったので、この習慣にはとても驚かされました。
地域の特性なのか、個人的な考えなのか…
嫁には謎でしかないけれど、ファミリーにとっては当たり前のこと。
あまりにナチュラルすぎて質問の機会を逃してしまったため、答えは一生わからないものと思われます。
早くに亡くなった義父母(両家)の両親。
繋がりすら分からないような親戚達。
あたしはもちろん、つきのわさんですら誰にも会ったことがありません。
冷たいようですが、思い入れがないので淡々と作業を進めていくばかり
そして時々、ふと空しくなる。
墓参りって何だろう。
せめて行き先がもう少し近いとか、お楽しみがあるような場所なら救われていたかもしれません。
残念ながら義父母の出身地は、海無し県の中途半端な温泉地。
立ち寄りたくなるような観光名称ナシ、心をくすぐるような食もナシ。
ひたすら使命を果たし、決まりきった土産を買って帰る。
墓参りの代行バイトがあると知り、何たる不届き！と思っていましたが、今の我々と全く変わりません。
空しさを越えて、もはや無の境地です。
いくら丁寧に言ってみたところで誤魔化やしませんね。
はい、愚痴です。
花粉だらけの田舎に行かされて、不満とイライラしかありません。
早く解放されたいです。
こういう時は、黙々と単純作業をすると気分転換になります。
久々にシュウマイを作ってみました。
気が付いたら、いつもの倍量作ってました。
ちょっとスッキリ。
しかし現実逃避も束の間、出来上がりを見てぐったり。
量が多過ぎて皿に詰め込んだ結果、皮がびっしりくっついちゃってる。
踏んだり蹴ったりとは、まさにこのこと。
久しぶりに静かに泣きました。