1月20日、晴れ | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

小学校の卒業文集に、将来の夢は童話作家と書きました。
中学校の卒業文集には、将来の夢をエッセイストと書きました。
高校の卒業文集では、将来の夢は結婚して日記をつけることになっていました。

幼い頃に抱いた夢は大きく膨らみ、やがて芽を出すことなく花は萎み…
大人になるにつれ、現実というモノを知ったわけです。

文章を生み出す人に対する憧れはずっと強いまま。
むしろ、年々強くなっているかもしれません。


詩や俳句、和歌・短歌を詠む人、スゴイです。

あたしには、短い言葉の中に隠された意味を、上手に汲み取ることができない。
真意、余白、余韻…

わからないワカラナイ。

エッセイを読むだけなら、とことんチャーミングでユーモラス。
だけど、やっぱりこの方は歌人なんです。
時折挟み込まれる歌に、小さく動揺して、悲しくなる。
あたしには解らないんです。
悔しい、つまんない…羨ましい。

才能は、とても残酷です。

あたし、サラリーマンになって良かった。

ちなみに、この本のカバーデザインは横尾忠則さん。
これもまた、才能に満ち溢れてる。


あたしって、サラリーマンに向いてたんだ。