中学校の卒業文集には、将来の夢をエッセイストと書きました。
高校の卒業文集では、将来の夢は結婚して日記をつけることになっていました。
幼い頃に抱いた夢は大きく膨らみ、やがて芽を出すことなく花は萎み…
大人になるにつれ、現実というモノを知ったわけです。
文章を生み出す人に対する憧れはずっと強いまま。
むしろ、年々強くなっているかもしれません。
詩や俳句、和歌・短歌を詠む人、スゴイです。
あたしには、短い言葉の中に隠された意味を、上手に汲み取ることができない。
真意、余白、余韻…
わからないワカラナイ。
だけど、やっぱりこの方は歌人なんです。
時折挟み込まれる歌に、小さく動揺して、悲しくなる。
あたしには解らないんです。
悔しい、つまんない…羨ましい。
才能は、とても残酷です。
あたし、サラリーマンになって良かった。
ちなみに、この本のカバーデザインは横尾忠則さん。
これもまた、才能に満ち溢れてる。
あたしって、サラリーマンに向いてたんだ。
