file30、小説 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

文学作品の映画化というのはよくある話です。
名作であれば、脚本は間違いなく面白い。
そこへ、人気の監督やらイケメンやら投入すれば、それはもうヒットの方式。

人気作ともなれば、リメイクは必至。
ファンなら当然観たくなるような、いかにも・やり過ぎ演出多数を取り揃えて。
原作のイメージはどこに?と、首をかしげたくなるようなモノもちらほらあるんですけどね。
リメイクを振り返ると、時代背景なんかも分かったりして興味深かったりします。
当時のアイドル的俳優がやたら起用されてたり、カメラワークが独特だったり。

時には映画の印象が強すぎて、小説を読みながら、登場人物のイメージが丸っきり移行してしまう場合も。
ハリーポッターなんか、あたしの想像の方がよっぽどクオリティー高かったのに…
いつの間にか脳内映像が映画版にすり変わってて、ショックだったんだよなぁ。

それほどまでに映画の影響は強い。
役者さんの名前を見ているだけで、タイトルがパッと浮かぶことだってあります。

レナード・ホワイティング&オリビア・ハッセーのコンビ、レオナルド・ディカプリオ&クレア・デインズのコンビとくれば…
何だかわかります?
はい、ロミオとジュリエットです。

じゃ、リーアム・ニーソン&ユマ・サーマン+ジェフリー・ラッシュ、もしくはヒュー・ジャックマン&アン・ハサウェイ+ラッセル・クロウだったら
そうです、レ・ミゼラブルですね。

コレなんかは、関連作品が山ほどあります。
あたしが映画館で観たのは、チャーリー・シーン、キーファー・サザーランド、クリス・オドネルらが出演したモノ。
演出の仕方によっては、同じ題材でも受ける感じがまちまち。
けれど、元々のキャラクター設定がしっかりしていると、監督が違っても登場人物の色は意外と変わらない。
アトスは頼りになるリーダー的存在、アラミスはセクシーな色男、ポストは心も体もガッチリ系。

作品数が多い割りには、どれも原作に忠実な傾向。
やっぱり元ネタが面白いから、ヘタに脚色できないんでしょうね。

いつ読んでもワクワクします。
そしてあたしは、今も昔も、いつだってポトス派。

不器用な感じとか、武骨な感じとか、頑固なところとか…
母性本能をくすぐられます。

映画でも、ラガーマン体型を当てはめるパターン多数。
あら、イヤだ!
気づけば、つきのわさんもポトス系。

あたしの男の好み、名作の人気並みに揺るがないわぁ。