名作であれば、脚本は間違いなく面白い。
そこへ、人気の監督やらイケメンやら投入すれば、それはもうヒットの方式。
人気作ともなれば、リメイクは必至。
ファンなら当然観たくなるような、いかにも・やり過ぎ演出多数を取り揃えて。
原作のイメージはどこに?と、首をかしげたくなるようなモノもちらほらあるんですけどね。
リメイクを振り返ると、時代背景なんかも分かったりして興味深かったりします。
当時のアイドル的俳優がやたら起用されてたり、カメラワークが独特だったり。
時には映画の印象が強すぎて、小説を読みながら、登場人物のイメージが丸っきり移行してしまう場合も。
ハリーポッターなんか、あたしの想像の方がよっぽどクオリティー高かったのに…
いつの間にか脳内映像が映画版にすり変わってて、ショックだったんだよなぁ。
それほどまでに映画の影響は強い。
役者さんの名前を見ているだけで、タイトルがパッと浮かぶことだってあります。
レナード・ホワイティング&オリビア・ハッセーのコンビ、レオナルド・ディカプリオ&クレア・デインズのコンビとくれば…
何だかわかります?
はい、ロミオとジュリエットです。
じゃ、リーアム・ニーソン&ユマ・サーマン+ジェフリー・ラッシュ、もしくはヒュー・ジャックマン&アン・ハサウェイ+ラッセル・クロウだったら?
そうです、レ・ミゼラブルですね。
コレなんかは、関連作品が山ほどあります。
演出の仕方によっては、同じ題材でも受ける感じがまちまち。
けれど、元々のキャラクター設定がしっかりしていると、監督が違っても登場人物の色は意外と変わらない。
アトスは頼りになるリーダー的存在、アラミスはセクシーな色男、ポストは心も体もガッチリ系。
作品数が多い割りには、どれも原作に忠実な傾向。
やっぱり元ネタが面白いから、ヘタに脚色できないんでしょうね。
いつ読んでもワクワクします。
そしてあたしは、今も昔も、いつだってポトス派。
不器用な感じとか、武骨な感じとか、頑固なところとか…
母性本能をくすぐられます。
映画でも、ラガーマン体型を当てはめるパターン多数。
あら、イヤだ!
気づけば、つきのわさんもポトス系。
あたしの男の好み、名作の人気並みに揺るがないわぁ。
