記憶するという作業がとにかく苦手で、いつも成績はクラスで最下位。
何とかギリギリ赤点を免れるという有り様でした。
自分の周囲が全世界だったあたしには、地形とか天候とかどうでも良かったんですよね。
全く興味がないから、全く内容が頭に入ってこなかったわけです。
ところが今はどうでしょう。
生産量とか特産品とかグルメとか…
ご当地のアレコレを知ることが楽しみです。
クイズ番組とか、すぐ見ちゃう。
いつから、こうなったのかしら。
社会人になって、旅行の楽しみを知ってからだろうな。
行こうとしている場所の情報は欲しくなるし、知っているところの情報は増やしたくなる。
でも、もしかしたらコレがきっかけだったのかも。
なまはげ・空っ風・肥後もっこす…
初めて手にした20年前は、どれもあたしにとっ
てはただの単語。
脳の奥深くに仕舞われていたワードが、旅を通してリアルになっていく。
(ぷりぷり県…あたしは近畿or中国地方にあると踏んでいます)
目にする・手にする・口にする
地理は身近にある。
知るって、分かるって、楽しい。
今なら、頭でっかちな東大生なんかより、野菜の産地とか民俗の文化とか、絶対詳しいぜ。
ありがとう、吉田戦車先生。
友達に貸した2巻…
20年ずっと、戻ってくるのを待ってます。
