今週の読書 14th week | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。


27、青豆とうふ
安西水丸
和田誠

人気イラストレーター2人の、しりとり式エッセイ。
相手の書いた回のおしまい部分を受け取って、自分の回の頭を書き始める。
導入とシメという違いはあるものの、同じテーマで展開しているはずなのに、書き手が変わるとこんなにも雰囲気が違うものかと新鮮。
考えてみりゃ、当たり前なんだけど。
諸々の思い出やら有名人とのエピソードやら、色んなジャンルの話が出てきて楽しい。
それぞれのエッセイにイラストを付けあっているのが、良い刺激になっているんだろうなぁって伝わってくる。
お互いを尊敬していて、尚且つ大好きなんでしょうね。
オシャレで可愛らしいおじさん達。




28、猫と針
恩田陸

劇団集団キャラメルボックスのために書き下ろされたシナリオ。
飲みの席で、密室モノをやりたいと熱弁したせいで始まったという企画。
その場の雰囲気で言う方もどうかと思うし、真に受けて実現しちゃう方もどうかしてる。
サラリーマンにはなかなかない感覚だわぁ。
あんなこと言っちゃったけど、お互い早く忘れましょ…って流れはよくあるけどね。
演劇は見に行くと緊張するから、あんまり得意じゃない。
でもこんな面白い話なら、ちょっと覗いてみたい気はするかも。
する?かも?
いや、やっぱ無理だ。
あたし、演者さんに気を遣って、必要以上にリアクションとかしちゃうから。
想像するだけで疲れた。
想像力を掻き立てられる作品は、活字でいただくことにします。