季節のお仕事⑥ | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

恒例、鷲神社・酉の市に行ってまいりました。



今年は二の酉が祝日だったこともあり、浅草界隈はひと・ヒト、HITOの人だらけ。

この様子じゃ目的地まで相当かかるぞ。
ざっと周りを見渡し…
長年の経験から、境内に入るまでに1時間は待つとふみました。

致し方ない。
経験者特有の裏技を使わせていただきましょう。
正式な流れとは違ってしまうのかもしれませんが、長蛇の列に並んで風邪をひくわけにはいかない。
脇道から、ちょちょいのちょいと中へ潜入。
スーッと目的地へ。


我が家のご贔屓は、参道脇にある大店・八百代さん。
ま、こちらが勝手に慕っているだけで、うちなんかはごくごく小さい物を買うだけの一般客なんですけどね。

人混みをかけわけて、何とか到着。

スーツを着た団体サラリーマンが、立派な熊手を囲んで三本締め。
これは邪魔しちゃいかんと、隅っこで終わるのを待つ。
すぐに上得意とお見受けした、どこぞの店主夫婦がやってきて三本締め。
これまた邪魔しちゃいかんと、隅っこで終わるのを待つ。
今度は威勢の良いおじ様達がやってきて、品定めを始める。
これまた…って、つきのわさん!あんた、いつになったら買うんだい!?


図体ばかりデカイくせに変なところで気を遣うもんだから、話の糸口が掴めずにモジモジ・もじもじ。
縁起物くらい自分で始末をつけてほしいものだけど、これじゃラチがあかない。
デシャバリ嫁が口火を切って、何とか旦那にバトンタッチ。


そうしてやってきた、今年の我が家の熊手。

小さい小さい事業だけれど、つきのわさんも頑張って、ようやく1万円の大台に乗せることができました!
これまでは紙製だった飾りモノが手作りの布製になりました!
感激であります。



つきのわさん、最後には「もう5年くらいこちらで買わせてもらってるんですよね~」と常連ぶって、来年から案内ハガキをもらうことにしちゃってる。
さっきまでのハニカミはどこへいった!?


仕事のほうも、これだけ調子良く進んでくれるといいんですけどね~。