特に食に関して、その傾向が顕著です。
"期間限定"とか"残りわずか"なんて書いてあると、つい乗ってしまいます。
流行に敏感と言えば聞こえはいいですが、どうせ同じお金を出すならというケチくさい根性があたしを動かします。
旬の味覚
季節ならではのモノを最も美味しい時期にいただく。
そんな風に格好良く言えればいいですよねぇ。
結局これも、タイミングを逃して損したくないというダサイ理由で、積極的に取り入れている次第です。
幸い、これらの味があたしのヨコシマな気持ちに左右されるわけではありません。
素晴らしい食材は風味を活かすように調理すれば、誰の元にも美味しい料理としてやってきてくれるのです。
春は心踊る素材にあふれています。
とりわけ野菜には楽しみがいっぱい。
キャベツ・クレソン・春菊・たらの芽・ふきetc.
濃淡さまざまな緑を見ているだけでわくわくします。
中でもグリーンピース、つまり豆ご飯は我が家の風物詩的存在。
意外と出回る期間が短く、キズのない物を探すのはなかなか難しい。
運良く八百屋で出会えると、つきのわさんからリクエストが入ります。
幸運に恵まれたので、初物をいただくとしましょう。

お豆ちゃんを取り出したら、さやを中心としたくず野菜でベシブロスを取ります。
カツオやイワシのパックを加えて、旨味をぎゅーっと抽出。
出汁が完成したら豆を軽く煮て、冷ましておきます。
あとは炊飯器にお任せ。
湯気の匂いもたまりません。

仕事中、唯一心が休まるランチタイム。
豆ご飯・カキフライ・小松菜とさつま揚げ煮・ひき肉ともやしのとろみ炒め・人参の糠漬け
今回もなかなかの出来上がり。
美味しくいただきました。
帰ったらお釜がすっからかん。
つきのわさん、食べ始めたら止まらなくなってしまったとこのと。
いや、嫁としては嬉しいんですよ。
旨かったと喜んでもらえるのは。
でも全部食べることはないじゃない。
食べ盛りの部活少年じゃないんだから。
あたしだってもう少し味わいたかった。
…あ、この感想も貧乏性っぽい?