
一石二鳥、海老で鯛を釣る
いい言葉です。
貧乏人の性なのか、意地汚いDNAのせいなのか、半額とかセールなんてモノに目がありません。
もちろん母も同類(あたしが似てしまっただけか!)なのですが、残念ながら彼女は絵にかいたような安物買いの銭失いタイプ。
お得と謳われている場合でも、正当に得したことは皆無といっても過言ではありません。
その点あたしは無い袖は振れないので、極端に損するようなことはありません。
とは言えやはり血をわけた親子、格別にいい思いをするようなことはなく…
平々凡々、中流家庭ライフの毎日です。
キス・キス
ロアルド・ダール
ダールならではの短編集。
ちょっとした謎解き、ブラックユーモア、予想外の結末。
開高健の訳もキラリと光ります。
何とも贅沢な一冊。
この人、出会いが小学生の時だったから、てっきり児童文学の人だと思ってました。
実はそっちのジャンルは後から発信だったとわかり、彼の懐の深さを改めて知ったのでした。
ちなみにあたしの一番のお気に入りは父さんギツネバンザイ(原題:Fantastic MR.FOX)。
一年の最後に小さなプレゼントを貰った気分。
今年は厄年にふさわしく、地味にイヤなことばかりだったけど、来年はいいことありそうな予感。
いや、まだまだ油断できない。
来年は後厄。