
ゆっくり本を読む時間が欲しい。
平日はフルタイムのパート、隔週日曜日は友人の経営する店の手伝い。
土曜日はスポーツジム。
絵にかいたような、"貧乏暇なし"。
貧乏だから休んでるヒマがないのか、休むヒマもないほどの貧乏なのか…
結婚する前は実家暮らしをいいことに、カネと時間に物言わせて本に没頭したものです。
それが最近は、ランチタイムに束の間の読書を楽しむのが精一杯。
寂しいじゃありませんか。
地下旅
酒井順子
地下鉄(主に東京)の知ってる駅・気になる駅、未知の駅。
各地を巡る、新しい出合いがある。
身近な交通がプチ旅のツールになる。
東京近郊に住む者にとって、地下鉄はなくてはならない移動手段。
便利なモノだけど、その有り様を考えたことなんてなかった。
ましてや用事のない駅で降りて、冒険しようなんて気はさらさら…
でも初めての駅にはわくわくするし、情報を集めるだけでもウキウキする。
そんな地下鉄の旅が詰まった一冊。
自分でも気づいてなかったけど、東京メトロも都営線も全~部使ったことがあったみたいです。
馴染みの駅やスポットが出てくると、ちょっと自慢したくなったりして。
地下鉄は本を読むのに最適と書かれた件があって、激しく頷いてしまう場面もありました。
視界が遮られている分、何かしているとぐーっと入り込んでしまうんですよね。
それがあたしの場合は読書。
ビシッとスーツを着てスマホゲームにのめり込んでる会社員を横目に、若干の優越感に浸ったりしながら…
たまには、気ままな地下鉄・読書旅に出かけてみようかなぁ。
ま、貧乏を脱出して余裕が出来たらの話ですけどね。