No.60 酒井順子 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。



ゆっくり本を読む時間が欲しい。


平日はフルタイムのパート、隔週日曜日は友人の経営する店の手伝い。
土曜日はスポーツジム。

絵にかいたような、"貧乏暇なし"。

貧乏だから休んでるヒマがないのか、休むヒマもないほどの貧乏なのか…


結婚する前は実家暮らしをいいことに、カネと時間に物言わせて本に没頭したものです。

それが最近は、ランチタイムに束の間の読書を楽しむのが精一杯。

寂しいじゃありませんか。


地下旅
酒井順子


地下鉄(主に東京)の知ってる駅・気になる駅、未知の駅。
各地を巡る、新しい出合いがある。
身近な交通がプチ旅のツールになる。


東京近郊に住む者にとって、地下鉄はなくてはならない移動手段。
便利なモノだけど、その有り様を考えたことなんてなかった。
ましてや用事のない駅で降りて、冒険しようなんて気はさらさら…

でも初めての駅にはわくわくするし、情報を集めるだけでもウキウキする。

そんな地下鉄の旅が詰まった一冊。


自分でも気づいてなかったけど、東京メトロも都営線も全~部使ったことがあったみたいです。

馴染みの駅やスポットが出てくると、ちょっと自慢したくなったりして。


地下鉄は本を読むのに最適と書かれた件があって、激しく頷いてしまう場面もありました。

視界が遮られている分、何かしているとぐーっと入り込んでしまうんですよね。

それがあたしの場合は読書。
ビシッとスーツを着てスマホゲームにのめり込んでる会社員を横目に、若干の優越感に浸ったりしながら…


たまには、気ままな地下鉄・読書旅に出かけてみようかなぁ。


ま、貧乏を脱出して余裕が出来たらの話ですけどね。