No.26 幸田文 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。



気持ちが晴れません。


原因は家族です。


70才を過ぎ、子供返りし出した義母。
言動が支離滅裂・逆ギレする・物事の解釈が自分勝手。

人間、歳を重ねるとワガママになるとは聞いていたものの…(それとも本来の姿が現れただけ?)
その横暴ぶりには戸惑うばかり。

更にそこへ追い打ちをかける義弟家族。
義母の自己チューに乗っかり、厄介な事を増やしてくれます。


とにかく家にいることがストレス。
なるべく外にいるよう心掛けています。

今の住まいを"我が家"だなんて思ったこともないけれど、せめてゆっくり休める場所が欲しい。


カサカサの心は潤いを求めました。


季節の手帖
幸田文


作者が感じた、暮らしの中をふと通り過ぎる季節の風や匂い。

視点が繊細なのに大胆・物事の判断基準が個性的。
歌人・露伴の娘らしさを、垣間見ることのできる話がいっぱい。


昔は四季の移ろいと共に、自然発生していた行事や思い出。
今では滅多に見られなくなった風景がたくさん描かれています。

知らない時代の話なのに、なぜか妙に懐かしかったりして…。
気持ちがほぐれました。



もう、くだらないことに頭を悩ますのは止めよう。
義母も義弟家族も、どうせ他人だし。


スッキリしました。

…が
"我が家"と呼べるモノが欲しくなり、ますます移住への思いが強くなってしまったのでした。


東京を離れたい。
静かに暮らしたい。


アレ?
心の栄養、まだまだ足りてないな。