
我を忘れる程、何かに夢中になったり・誰かにハマったり…
人生で経験したことがありません。
おそらく、興味を持っているのは食に関するアレコレのみ。
それも、ゆる~く。
久しぶりに自分の中のスーパーおばあちゃん熱が高まっていたので(No.10の回参照)、タイトルに反応して手にしたと思われる一冊。
世界の野菜を旅する
玉村豊男
この方、なんだかすごい経歴の持ち主。
通訳・翻訳業を経て物書きに。
文筆業と同時に農業もしているというハイパーおじいちゃん。
難しい話だったらイヤだなぁと思いつつ、ページを繰ると…
その内容は、世界のあらゆる場所で作者の五感を動かした、野菜にまつわるエトセトラ。
専門的な話はナシ。
その土地の美味しい料理や各国に広まったルート・品種改良の苦労等、ひとつひとつに歴史があって面白い。
昔から日本で親しまれていると思っていた白菜の歴史が以外と浅いとか、ヨーロッパ諸国のアメリカ支配は砂糖が原因だったとか…
知ってるつもり・勉強したつもりのオンパレード。
恥ずかしくも、新しい知識がいっぱいで楽しい。
教科書で習ってもうっすらとしか記憶に残らなかったことが、アプローチを変えるだけでこんなにすんなり頭に入ってくるなんて。
好奇心って偉大です。
あまりこういうタイプの本を選ぶことはないのですが、たまに読むと新鮮でいいもんですね。
幾多の植物をダメにしてきたちゃんこーまい。
放っておいても大丈夫と言われたハーブ類でさえ枯らしてきた過去。
今なら農家さん並の野菜が育てられそうな気がする!