
どうやら、若干思い込みの激しいところがあるようです。
一度抱いた印象をなかなか変えられないのです。
例えば、
初対面で挨拶がちゃんとできなかったヤツをクソ女呼ばわりしてたとか…
舘ひろしがどんな役柄を演じていても刑事にしか見えないとか…
TUBEの曲が全て同じに聞こえるとか…
思い込み、というよりは決めつけてることが多いんですね。
ガリガリ君・スイカバー・ガツンとミカンが好き→赤城乳業にハズレなし
フットルース・トレマーズ・告発が好き→ケヴィン・ベーコンにハズレなし
竹富島・小浜島・宮古島が好き→沖縄の離島にハズレなし
物書きさんにも同じことが言えます。
一度好きと思った人の作品は盲目的に面白いと信じる。
きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)
宮藤官九郎
迷わず手に取りました。
ニヤニヤしちゃうんですよね、この人のエッセイ。
って、アレ?
エ、エッセイじゃない!
しょ、小説じゃないか!!
果たしてどうなんだろうか。
話に入り込めるだろうか。
心配は2ページで吹っ飛び、すぐに夢中になりました。
ズバリ、キーワードは童貞。
男子校時代のクドカンを描いた、超~バカバカしい自叙伝です。
もはや滑稽を通り越して、母性本能がくすぐられます。
ウソかマコトか、マジで!?というエピソードが山ほど出てきます。
それって80年代あるあるなの?
それって田舎あるあるなの?
それって男子校あるあるなの?
女子高出身のちゃんこーまい。
かなりのネタは持ってるつもりでしたが、全く敵わない。
もはや笑いを通り越して、嫉妬すら覚えます。
知らなかった世界がココにあります。