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山本太郎

「今の憲法がアメリカの押し付けだという主張がありますが、だったら、まずは日米地位協定をどうにかするべきでしょう。北朝鮮の危機感をあおり、憲法草案で国防軍という言葉まで盛り込まれましたが、そんなに本気で国防を考えるなら、まずは日本海沿いの原発を即廃炉にするべきでしょう」

「そもそも、憲法は国家の権力を縛るものでしょう。なのに、自民党の草案は、なんで俺らを縛るの?」


中島岳志

「橋下氏は、論理のおおよそを勝ち負けに還元する。橋下氏には、一貫した価値観は存在しない。彼がコロコロと意見を変えるのは、勝ち、負けがすべての指標となっているからである。彼は、負けそうになったら、平気で立場を変える、ことにおいて一貫しているのだから」



バーバート・ビックス


「日本の国民にとっての真の危機が存在する。現段階においてそれは北朝鮮のミサイルでもなければ、中国による海洋での米国の優位への挑戦でもないし、ましてや韓国との領土問題でもない。その危機は制度的かつ構造的であり、現状に深く根ざしている。それは米国との軍事同盟に由来しており、日本が民主的に進む可能性をむしばみ、改憲によって臨戦態勢国家に成り遂げるのを後押ししている」


「そもそも米国とは、半永久的に他国へ戦争を仕掛け続け、他国の内政に干渉し、世界中のどこであれ、大統領が米国の敵とされた人々を暗殺する権利があるのだなどという主張を繰りかえすような国なのであって、それを安全保障などと称しているのだ。おそらく最大の危険は、安倍政権がこうした米国の戦略と一体化することにある」


故久野収


久野氏が出てくると、リベラルとか左翼とか呼ばれるんでしょうけれどね(笑)

「ナショナリストには、いまのことも、先のことも、もはや理解不能でしょう。国家権力の最後の砦である「情報」がいとも簡単に国境を出ていくじゃあ、ありませんか」

「平和運動は政党党派をこえた立場に出ていくよりも、まず政党政派以前の立場にさかのぼってはじめられなければならない。一致の可能性は、政党党派の主義主張の妥協的調節である前に、庶民としての立場の共通から生じるのである」