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少し前のニュースになりますが、内閣府が先月末に発表した「男女間における暴力に関する調査」の結果、「身体的暴行」「精神的な嫌がらせや脅迫」「性的行為の強要」など配偶者からDVを受けたことがある女性が約3割にのぼったそうです。

私は暴力を使うことはまずないし、強くないだろうなとは思うのですが、暴力自体は否定しません。暴力そのものがメリットがあって、利益になることがケースとしてまったくないとは言い切れないからです。その例として正当防衛や非常手段ではありえるだろうし、それそのものが脅迫行為などで物事の解決に効果的な場合もほんの少しながらあり得るでしょう。

ただし、ほとんどの場合は暴力という手段は事態を悪化させますし、物事の解決を遠のかせるので、感情にまかせて訴えるその行為そのものがまったく無駄で後々後悔する極めて非効率的な行為です。すなわち誰も得をしないことをする必要性はまったくないわけです。

どうも人間関係に冷めているからでしょうか。あるいは執着心、こうでなければならないことはない、という価値観からか、今ある環境は常に変化するという無常観がどうもあって、人間自由でいいじゃないか、駄目なら駄目で仕方ないじゃないか、と思ってしまいます。

人間関係で物事を解決する手段は相手の主張を聞くことにあり。
それをどちらかの意見を無理やり同じにすることも条件はあれど、あんまりないといっていいでしょう。

人間同士はみんな違いますし、男女間は本能的立場や価値観がまた異なります。
違うからいいのだけれど、それを無理やり同じにしようとするから争いが起きる。
同じにすることはありません。

違ったもの同士、新しいものをつくっていけばいいわけですから、自分も否定されることもなく相手を否定することもない。
だから男女間のトラブルに関しては、他人のことなのに、こうしたらいいのに、って余計なおせっかいを焼いてしまいます。

でも大方のカップルはうまくやっているのだろうし、学ぶところがまだまだありそうですね。