【イツセ/浪速で矢傷を負った神武天皇の長兄】
『古事記』によると、ウガヤフキアエズと海神の娘タマヨリヒメとの間に産まれた四兄弟のうち、長男がイツセ(五瀬命)、次男イナヒ、三男ミケヌ、四男ワカミケヌ(トヨミケヌ)で、この四男が後の神武天皇、カムヤマトイワレヒコです。
イツセは東方に、この国を統治するにふさわしい地があると聞いて、末弟の神武天皇(ワカミケヌ)とともに軍を率いて日向(九州)から東征します。
この時、神武天皇は45歳で兄や子を集め東征を開始したといい、イツセは長男なので10歳ほど上だと仮定すると50歳から55歳前後で東征を始めたと推測できます。
127歳で神武天皇が崩御されたと記載され、かなり長命な点をみて一年を半年ごとで数える暦を使っていたと考える説もあります。
その場合は半分の年齢になり、東征開始時の神武天皇は22~23歳。イツセは25~30歳程度。
神武天皇の崩御時の年齢は63歳前後となり、かなり現実的な年齢となります。
まず一行は筑紫(福岡県)を経由し、豊国の宇佐(福岡県東部から大分県にかけて)に到着すると、ウサツヒコとウサツヒメが一柱騰宮(あしひとつあがりのみや)を作って歓待してくれました。
その後、再び筑紫の岡田宮に行き1年半ほど滞在します。
この地を拠点として有力豪族との結びつきを強化し、東征の準備をしたとも伝わります。
筑紫の岡田宮を後にした一行は、阿岐国(広島県)の多祁理宮(たけりのみや)に七年滞在した後に、吉備(岡山県)の高嶋宮に八年ほど滞在します。
この地を出発すると海の道を知るカメに乗ったサオネツヒコと出会い、道先案内人を得た一行は浪速に向かいました。
浪速国の白肩津(あるいは孔舎衛坂)では、この地の豪族の首長であるナガスネヒコが、強力な軍を率いてイツセや神武天皇を待ち受けていました。
ナガスネヒコ軍からの急襲を受けた一行は混乱し、イツセもナガスネヒコの放った矢に当たって重傷を負ってしまいます。
イツセは「我々は日の神の御子だから、日に向かって(東に向かって)戦うのは良くない。そのせいで賤しき者から痛手を負わされてしまった。廻り込んで日を背にして(西に向かって)戦おう」と助言し、一行は南へ廻り込むことにします。
浪速から南下していった一行でしたが、紀国(和歌山県)の男之水門(おのみなと)に着いた所で、イツセの射られた傷が悪化してしまいます。
この時にイツセが「賊に傷つけられて死ぬとは!」と雄叫びして力尽きたとあり、その地は「雄水門(おのみなと、男之水門)」と名付けられました。そのイツセの遺体は竈山に埋葬されたといわれます。
『日本書紀』によるとイツセの最後は、紀国竈山(かまやま)で亡くなり、竈山に墓が築かれたと記されています。
その後、神武天皇は兄イツセの死を乗り越え数々の困難を退け、大和にて即位し初代天皇となりました。
和歌山県歌山市和田にある竈山墓(かまやまのはか)がイツセの墓に治定されていて、南麓に竈山神社(式内社)が鎮座しイツセがお祀りされています。
また、岡山県岡山市東区の安仁神社(式内社)では神武天皇の兄(あに:安仁)として、イナヒ(稲氷命/稲飯命)・ミケヌ(御毛沼命/三毛入野命)とともに祀られています。
【別称】
彦五瀬命、五瀬命
【系譜】
ウガヤフキアエズとタマヨリヒメの子、
神武天皇(カムヤマトイワレヒコ、ワカミケヌ、トヨミケヌ)の兄
【祀られている神社】
竈山神社 (和歌山県和歌山市)
安仁神社(岡山県岡山市東区)
高千穂神社 境内 四皇子社(宮崎県西臼杵郡高千穂町)
鵜戸神宮 境内 皇子神社(宮崎県日南市)
健男霜凝日子神社(大分県竹田市)
健男霜凝日子神社下宮(大分県竹田市)
道相神社(京都府南丹市)
糸岡神社(富山県小矢部市)
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