【神武天皇/国を造った初代天皇】
@art.mochida.daisuke
カムヤマトイワレヒコノミコト 、後の神武天皇（じんむてんのう）です。
『古事記』によると神武天皇は、
九州日向でウガヤフキアエズノミコト の四男として生まれ、
幼い時から明達で、強い意志を持っていたといわれ15歳で皇太子となりました。
ニニギが天孫降臨して永い時を経ていましたが、
未だ全土を平定できていませんでした。
そこで神武天皇は、この国を統治するに相応しい地を探しに出ることにします。
兄達や一族を連れ東征へ旅立ちました。これが「神武東征」の始まりです。
大分県宇佐に辿り着き、福岡県の岡田宮に一年留まり、
安岐国（広島県）に7年、吉備国（岡山県）に8年逗留し、
浪速へと向かったと記されています。
神武一行が長旅を経て、ようやく関西に入り船で白肩津（東大阪市日下町付近）へ着くと、
トミノナガスネビコが軍を興して、待ち構えていました。
待ち伏せにあった神武一行は急襲され、
兵はやられ神武天皇の兄であるイツセは腕に矢を受け負傷してしまうのでした。
イツセは『日の御子である我々は、日（東）に向かって戦ったことが良くなかった。
そのせいで賤しき奴から痛手を負わされてしまった。
これよりは、回り込んで日を背負って戦おう』と言い、軍を回り込ませることにしました。
しかし、紀国の男之水門（きのくにのおのみなと）に辿り着くと、
兄イツセは矢傷が原因で死んでしまいます。
その後、一行は熊野に入りますが大きな熊（荒神）に遭遇し、
体調を壊し皆揃って寝込んでしまいまったのでした。
苦難が続きますが、これを助けたのがアマテラスと、武神タケミカヅチでした。
タケミカヅチは、地上を統治した際に使った剣を下界に降ろし、
受け取った高倉下（タカクラジ）が神武天皇の元に届けさせると、
たちまち一行は起き上がり、熊野の荒ぶる神々は剣の霊力に倒れて行ったのでした。
この後タカミムスビ(高木大神)より熊野の道先案内として遣わされたのが
八咫烏（ヤタガラス）で、神武天皇一行は大和に入り、
激しい戦いの末に大和を平定したのでした。
その後、紀元前660年2月11日に即位され、
初代神武天皇になったといわれています。
この日が現在でも建国記念の日になっていて、
神武天皇は即位当時52歳であったそうです。
今年で即位から2681年、世界中どこを探しても
神話と現代まで繋がっている国はありません。
我が国日本は、世界一長く続く国で、
神武天皇の神武とは【優れた知であり、計り知れない勇を備え、
民を尊重する仁を兼備した者】という意味。
我が国日本の君主は2681年前から126代今上天皇に至るまで、
この「知と勇と仁」を大事に守り続けているといえます。
これこそが徳であり、世界一長く続いた我が国の礎となっています。
高い志を持ち、天津神の御心と一体となり、
大事を成しとげた神武天皇。そのあり方は現代まで語り継がれる天皇の原点です。
【神武天皇荒魂】孤独
孤独に打ち勝つ力が必要です
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周囲とのずれが生じやすい時です。孤独を感じるかもしれません。
目的意識をしっかり持ち、あなたの強い意志で立ち向かってください。
自分と戦い、打ち勝つ強さがあなたにはあります。止まらず突き進みましょう。
【神格】
軍神、農業神、海の神
【神武天皇を祀る神社】
橿原神宮 （奈良県橿原市）
宮崎神宮 （宮崎県宮崎市）
鵜戸神宮 （宮崎県日南市）
霧島神宮 （鹿児島県霧島市）
玉置神社（奈良県吉野郡）
高千穂神社（宮崎県西彼杵郡）
吉備津彦神社（岡山県岡山市）
他、全国の神社
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