勇壮で豪快な根の国の王スサノオを描いてみました。イザナキが黄泉の国から帰った後に、... | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

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勇壮で豪快な根の国の王スサノオを描いてみました。  イザナキが黄泉の国から帰った後に、体を水で洗い清める禊(みそぎ)をすると、色々な神様が生れます。その中でも顔を洗った時に左目からアマテラス、右目からツクヨミ、鼻から生まれたのがスサノオでした。  この三柱を「三貴子(さんきし)」といい、「とても尊き神が生れた」とイザナキも大層喜んだそうです。   しかし、海の統治を任せたはずのスサノオは、母(イザナミ)に会いたいと、駄々をこね、更には災いを起こすなど困り者でした。とうとう怒ったイザナキは多賀の宮に隠居してしまい、さらにスサノオはアマテラスの統治する高天ヶ原にも災いをもたらし、アマテラスが岩戸に閉じこもる原因を造るなど、その所業は神というより災いそのもの。  しかし、高天ヶ原を追放されて、ようやく穢れが払われたのか、失敗を繰り返して成長したのか、その後はヤマタノオロチを退治するほどの大英雄に変貌。   日本の神々は皆、失敗や敗北、誤解を繰り返し成長していきます。  その代表がスサノオでしょう。  誰も最初から完璧な人はいません。  八百万の神々の営みからもそう教えてもらえます。  神様であっても失敗は当たり前。人間ならなおのことですね。   #スサノオ #八坂神社 #祇園社 #神社好きとつながりたい #古事記 #日本書紀 #牛頭天王 #水墨画 #デジタル水墨画 #illustration #art

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