OKWaveサイトを見ていたら、Brotherプリンターでメーカー提供のドライバーを入れる方法が分からず困っているという質問を見かけたので、Windows11で標準ドライバーを避けてメーカー提供ドライバーを入れる手順を紹介する。

 

Windows標準ドライバーだと、メーカー提供ドライバーに比べて機能が少なかったり、色合いがおかしかったりといった不具合がある場合がある。

メーカーサイトではドライバーを提供しているのだが、Windows11ではそのドライバーを入れようとしても素直に入らないことがある。

 

そうした場合に強制的にメーカードライバーを入れる手順を紹介する。

 

(1) プリンターメーカーのサイトから目的のドライバーを入手して適当な場所に展開しておく。

 

(2) 既にWindows標準ドライバーが入ってしまっている場合は

「デバイスとプリンター」の設定画面で該当プリンターを削除する

 

 

<プリンターを右クリックしてデバイス削除>

 

(3) プリンターの追加で「少し古いプリンターを検索」

 

プリンターの追加で「一覧」に該当プリンターがあってもそれを選んでしまうと、Windows標準提供のドライバーが強制インストールされてしまう。

 

下側の「プリンターが一覧にない場合」を選び、さらに「少し古いプリンターを検索」をクリックする。

ここで目的のプリンターが表示されたらこの時点では選んでよい。

 

<「少し古いプリンターを検索」クリック>

 

(4) ドライバーの選択画面で「ディスク使用」を選び、(1)で展開したドライバーのフォルダーを選択する。

 

 
あとは通常にインストールを進めれば目的のドライバーをインストールできると思う。
 
 
補足として、もしメーカー提供ドライバーが"*.sys" というファイル名のドライバーで読み込みできない場合は
 
[設定]-[プライバシーとセキュリティ]-[Windowsセキュリティ]-[デバイスセキュリティ]-[コア分離]
の「コア分離の詳細」をクリックし、「メモリ整合性」をオフにすれば "sys" ファイルの
読み込みエラーだったものが読み込み可能となる。
 
 

<互換性のないドライバーに"*.sys"のドライバーがリストアップされる>

 


この設定をオフにするとセキュリティレベルが下がってしまうので、試される方は自己責任でどうぞ。

 

 

[2023.8.16追記]

 

Omron活動量計のHJA-403C のデータ取り込みに使うUSB接続のHHX-IT4 という機器がWindows11で突然認識されなくなった。

前日まで使用できていたのが、どのPCに繋いでも認識されなかった。

 

結果的に「高速スタートアップ」を無効にすることで解決した。