秋になると、「朝晩の冷えで体調が崩れる」「風邪をひきやすい」「喉が乾く」といった不調を感じる方が増えてきます。
中医学では、これらの原因を「衛気(えき)」の不足と考えます。
衛気とは、体表を守るバリアのような“気”のこと。
この衛気が不足すると、風(ふうじゃ)という邪気が体に入り込みやすくなり、風邪をひきやすくなります。
つまり、**秋の風邪予防のカギは「肺の働きを高め、衛気を充実させること」**です。
そこで今回は、肺を元気にして秋の不調を防ぐ「3つのツボ」をご紹介します。
🌬背中を温めて呼吸を整える「肺兪(はいゆ)」
「肺兪」は、肺の働きを高める代表的なツボ。
呼吸器の不調を改善し、乾燥による咳やのどの違和感にも効果的です。
ツボの位置:
首の下から背骨を3つ下にたどり、そこから親指1本半ほど外側(左右両側)にあります。
刺激の方法:
手が届きにくい場所なので、使い捨てカイロで温めるのがおすすめ。
じんわり温まると、胸のあたりが軽くなり呼吸も深くなります。
🍃風邪の侵入口を守る「風門(ふうもん)」と「大椎(だいつい)」
「風門」は文字通り、風邪の“門”=風邪が入りやすい場所。
ゾクッと寒気を感じたら、ここを温めて邪気の侵入を防ぎましょう。
「大椎」は首のつけ根にあるツボで、風邪の初期症状(寒気・首のこわばり)に効果的。
この2つをセットで温めると、風邪をブロックできます。
ツボの位置:
- 大椎:首を前に倒したとき、一番出っ張る骨の下。
- 風門:大椎から背骨を2つ下にたどり、そこから親指1本半ほど外側(左右両側)。
- 刺激の方法:
手が届きにくい場合は、ドライヤーの温風で温めると手軽です。ただし、火傷しないよう距離を10cmほど保ちましょう。
💆♀️定期的な鍼灸と当院の台湾式漢方へそ灸で免疫力アップ
当院「健美鍼灸院」では、体質や季節の変化に合わせた鍼灸施術を行っています。定期的なケアで自律神経と免疫のバランスを整えることで、
- 妊活サポート
- 風邪・インフルエンザ予防
- がん予防
にも効果が期待できます。
🍮プラスの養生:肺をうるおす「杏仁豆腐」
秋の乾燥ケアにぴったりなのが、人気のデザート「杏仁豆腐」。
原料の「杏仁(きょうにん)」には、肺をうるおす作用があります。
市販の杏仁豆腐を選ぶときは、**アーモンドパウダーではなく「杏仁霜(あんずの種の粉末)」**が使われているものを選ぶのがおすすめです。
🍂まとめ|秋の養生は「肺を守る」ことから
秋は乾燥の季節。
ツボで「肺」を守って、食養生でうるおいを補うことで、風邪や体調不良を未然に防ぐことができます。
詳しくは当院のHPをご覧ください!


