子宮外妊娠の経験を乗り越えて ― 鍼灸と漢方へそ灸で正常妊娠へ
子宮外妊娠からの再スタート
Mさん(30代後半)は、今年の初めごろ、体外受精により妊娠されましたが、残念ながら子宮外妊娠となり、手術を受けることになってしまいました。
その後、体調を立て直すために、約5ヶ月前から当院に通っていただいています。
東洋医学から見た原因 ― 冷え
東洋医学的に子宮外妊娠の背景には「冷え」の影響が大きいと考えられます。
Mさんの場合も、冷えにより子宮や卵巣の血流が滞り、内膜に十分な栄養が行き渡らず、着床環境が整いにくかったと推測されました。
鍼灸と漢方へそ灸による体質改善
そこで、当院では以下の施術を継続的に行いました。
鍼灸施術:血流を促し、子宮や卵巣の働きを高めます。
漢方へそ灸:お腹の内面から冷え体質を改善冷えの改善を中心に、全身のバランスを整えることで、心身ともに妊娠を支える状態をつくっていきました。週に1〜2回の鍼灸と台湾式漢方へそ灸を施術させて頂きました。
約4ヵ月後、Mさんは不妊治療クリニックにて再度胚盤胞移植で見事に妊娠されました。
今現在安定期に入って、赤ちゃんが順調に育っております。
Mさんが術後の不安や冷えによる体調の乱れを乗り越え、自然な流れで正常着床へと進まれたことを、私も大変嬉しく思います。
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