写真はイメージです。

Eさん(44歳手前)は、これまで近所の鍼灸院に通いながら数回の採卵・移植を試みられていました。しかし、なかなか着床せず、一回妊娠反応が出たものの、胎嚢確認までで終わってしまい、妊娠を継続できませんでした。


「冷え」が気になっていたEさんは、移植の3ヶ月前から当院にご来院されました。「体外受精は経済的負担が大きいので、これが最後の挑戦。ダメなら諦めよう」と決意されていたそうです。


当時のEさんの状態は、冷え・瘀血(おけつ)・腎虚(東洋医学で「腎」は赤ちゃんを育てる力の源と考えられています)が目立ちました。冷えによる血流悪化が子宮内膜の状態に影響し、着床や妊娠の妨げになっていたーと思われます。


そこで、当院では鍼灸と台湾式漢方臍灸を併用した施術を開始。数回の施術で冷えが改善し、血流も徐々に良くなっていきました。同時に、腎の力も回復してきたのを確認できました。


これまでの移植で良い結果が出ていなかったため、今回は残りの胚盤胞2個を移植することに。移植前後には、鍼灸と漢方へそ灸の施術回数を増やしていただきました。


その結果、妊娠検査は陽性反応!無事に胎嚢が確認され、心拍も順調に確認できました。現在も赤ちゃんはすくすくと成長中です。


この症例を通じて、鍼灸と漢方臍灸による体質改善の重要性を改めて実感しました。特に、子宮内膜の血流改善と、妊娠後の赤ちゃんの成長を支える「腎」の力を強化することが、成功につながったと考えています。

詳しくは当院のHPをご覧ください!