上り過ぎた熱が春の頭痛を招きます。手元のツボで気を巡らせる


春の頭痛に効くのは気の巡りに働くツボ。なぜなら、このケースの頭痛は停滞した気が熱を帯びて痛みが生じているからです。その発端となるのがストレスですが、激しい気温の変化も体にとっては大きなストレス。特に春から夏に向かう時季に急激に暑くなると、その変化についていけない体はストレスを覚えます。すると肝(かん)が弱り、気の巡りが悪くなるのです。さらに、滞った気は熱を帯び上昇。頭にこもり痛みを引き起こします。


「郄門(げきもん)」「間使(かんし)」「内関(ないかん)」「合谷(ごうこく)」は、気の巡りを調整し精神も安定させるツボ。また、内関や合谷には鎮痛効果も。押すことを習慣にすれば予防にもなります。「郄門(げきもん)」「間使(かんし)」「内関(ないかん)」を押す


≪位置≫

[郄門] 手首内側の曲げシワの中央と、ひじの曲げシワ中央を結んだラインの中間から親指幅1本分程度手首寄り。

[間使] 手首内側の曲げシワの中央から指幅4本分程度ひじ寄り。

[内関] 間使より指幅1本分程度手首寄り。

≪方法≫

3つのツボとも腱と腱の間にある。手首からひじに向かって、腱の間を小刻みに押し進めると自然とツボを刺激できる。


「合谷(ごうこく)」を押す


≪位置≫

親指と人差し指の骨が交わる少し手前のくぼみで、人差し指側の骨のキワ。押すとひびく。

≪方法≫

人差し指の骨のキワに親指を軽くもぐりこませるイメージで押す。軽く親指をゆすって、痛気持ちいい程度にもみほぐすのもおすすめ。


当院の鍼灸施術による改善されるのが勿論ですが、ご自分で【養生】されると更にプラス効果になります。


【プラスの養生】ミントガムで余分な熱をクールダウン


ミントガムは気の巡りをよくし、体の余分な熱を取ってくれます。頭痛が起こりがちな人は、是非携帯を。また、熱がこもると口が渇きがちですが、ガムは唾液の分泌を促すので、口のうるおいケアにも効果的です。

詳しくは当院のHPをご覧下さい