冬は髪のトラブルも増えがち。タイプに合わせてツボを使い分ける
髪にやさしいシャンプーや整髪料を使う。髪トラブル対策には、それも大事。でも、体内のケアも欠かせません。中医学では「髪は血の余り」「髪は腎の華」といいます。血が不足したとき、あるいは腎の弱りが進んだときに髪のトラブルが現れやすいということです。
さらに、原因によって症状の現れる場所が違います。生え際の場合は血の不足なので、血を補い巡らせる「血海(けっかい)」が効果的。頭頂部の場合は腎の弱り。老化の進行でもあるので、白髪も出やすいです。この場合は腎を元気にする「腎愈(じんゆ)」を刺激。また、頭部の気血の巡りをよくする「百会(ひゃくえ)」はどちらのタイプにも有効です。
「百会(ひゃくえ)」を軽くたたく
≪位置≫
頭のてっぺん。両耳をつないだラインと体の真ん中が交わるところ。押すとずーんと響く。
≪方法≫
指先でもOKですが、ブラッシングのついでにブラシでトントンと軽く刺激するのもおすすめ。習慣にもしやすい。
「血海(けっかい)」を押す
≪位置≫
ひざの内側、お皿の上を指幅3本程度上がったところ。
≪方法≫
イスや床に座り親指の腹をツボに当て、痛気持ちいい強さで押す。
「腎愈(じんゆ)」を押す
≪位置≫
おへその裏側になる場所から親指幅1本分ほど外側。
≪方法≫
親指の腹でぐっと押す。手のひらでさすったりカイロで温めるのも◎。
【プラスの養生】ナッツで腎と肝を同時に養う
腎は肝の働きを促す役目があります。その腎が弱れば肝も弱ってしまうので、肝も腎も両方ケアしましょう。くるみ、黒ごま、カシューナッツなどは肝も腎も補えます。
ぜひ食事や間食に取り入れましょう。
無理をせず、当院の鍼灸施術もぜひご活用ください。
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